[ テーマ: 日記 ]
2010年1月18日22:44:00
今日はビートたけしさんのテレビ番組でペット事情について取り上げられていました。
まず驚いたのは環境省のお役人の方のコメント。
ペット先進国であるイギリスでは生後8週齢以下の仔犬の販売は禁止されているのになぜ日本ではそのような規制がとられないのか?という質問に対し、
そもそも8週齢というものに科学的根拠がないということと、欧米と日本では動物に対する文化が違うから
ということが理由として取り上げられていました。
たぶんこの人も仕事上こう答えざるを得ないのかもしれませんが、この国の動物愛護事業を統括する人のコメントとしてはなんとも残念なものに感じました。
もう一つ残念に感じたのは、今回取り上げられたいくつかのテーマの中に獣医師の役割が一つもなかったこと。
これからは動物のスタートとなるブリーダーさん、販売元のペットショップさん、飼い主様、獣医師、統括する自治体のすべてが協力して人と動物のより良い社会を作っていく必要があると思います。
そのなかでも僕たち獣医師が担える役割は大きいと思っているのですが...ちょっと残念でした。
とは言え、最近NHKなどでも動物の特集番組がありましたがちょっとテーマが重い感じがするので、今回のようにたけしさんの番組などで取り上げてもらえると狂犬病の予防接種の必要性やモラルの大切さなどについて、より多くの人に受け入れやすくて良いですね。
ただ出演されていた獣医師のキャラが個性的だったので、獣医師に対するイメージが誤解されなければ良いのですが...
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