[ テーマ: 病院 ]
2010年2月10日20:07:33
今日の夕方に生後2ヶ月の仔犬が咳を主訴に受診。
体温を測定したときに糞が軟らかかったので糞便検査をすると大量の糞線虫と呼ばれる寄生虫に加え、ジアルジアと呼ばれる原虫、さらに細菌もかなり増えてしまっている状態。
糞線虫は比較的珍しい寄生虫で咳の原因にもなります。
この季節に仔犬が咳で受診すると感染症を考え抗生物質などで治療することが多いので、糞線虫の存在に気がつくことが出来てよかったです。
まだ購入して5日しかたっておらず、便の中にこれだけのいろいろなものが重複して寄生しているので子犬が育った環境はあまり良くないのかもしれません。
ペットショップさんではなくイベント会場のようなところで購入されたそうです。
糞線虫は人にも寄生する可能性がありますので、仔犬の扱いには注意が必要です。
最近仔犬を購入された方でおなじ会場で購入した方がいらっしゃいましたら、早急に動物病院で検査を受けるよう教えてあげてください。
今回の仔犬はチワワ×トイプードルでまだ体重が500g しかありません。
下痢や咳が悪化し食欲が低下するとすぐに危険な状態になります。
すぐに薬が効いて早く治ると良いのですが・・・
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