[ テーマ: 病院 ]
2010年5月24日22:45:29
いよいよ5月もあと1週間。
ということでフィラリアの予防薬を飲ませる時期になりました。(飼育環境によっては4月末から飲ませていただいている方もいらっしゃると思いますが・・・)
先週だけでも検査でフィラリア陽性が何件かあったり、すでに腹水がたまってしまっていたりと、まだまだこの地域はフィラリアが多いようです。
逆に開院当初フィラリア陽性だったワンちゃんがしっかり予防を続けることで今年の検査で陰性になっていたりして嬉しいこともあります。
飼い主様もお忙しいと思いますが、遅くとも6月上旬には今年最初のお薬を与えて頂きたいので、是非検査に連れてきてあげてください。
ちなみにいつも診察のときに説明していることなのですが、フィラリアのお薬を飲ませると蚊に刺されなくなるわけではありません。
フィラリアに感染するかどうか(=フィラリアに感染している蚊に刺されてしまうかどうか)は運の問題。
フィラリアの予防薬は毎月一度感染したかもしれないフィラリアの子虫を駆虫するものです。
ということで、フィラリアの予防期間は蚊の活動期間よりも1ヶ月遅れになるため、1年の最後のお薬が寒い11月末になってしまいます。
例年11月末の投薬をうっかり忘れてしまう方もいらっしゃいますので、是非ご注意ください!
ちなみに近年猫のフィラリア予防についても勧められています。
特に外に遊びに行く猫ちゃんを飼われている場合は、ノミ予防と一緒になったフィラリア予防薬をお勧めしますので、一度ご相談ください。
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