[ テーマ: 病院 ]
2010年9月10日20:51:00
ずいぶん前から鼻水が続いているということで来院したM.ダックス。
数年前にも鼻から目にかけて腫れているとのことで来院。
歯からの感染で原因だった為、ほとんどの歯を抜歯しています。
今回も原因は歯。
上顎の犬歯の歯周炎がひどくなると歯槽骨の吸収が起こり、最終的に口と鼻がつながってしまいます。 この状態を口鼻フィステルといいます。
写真は犬歯を抜歯した状態。
大きなポケットが出来てしまっています。
この後この穴を塞ぐ処置が一苦労です。
骨を少し削るなどした後に歯肉で蓋をします。
ダックスは歯が丈夫なせいか、根尖膿瘍や今回のような口鼻フィステルが最も多い犬種です。
やはり若い頃から歯の手入れは大切です。
もし歯の汚れや口の臭いが気になる場合は一度ご相談ください。
この記事へのコメント (2)
金原嘉子 2023年1月28日 00:28:51
院長 2023年1月28日 08:38:37