[ テーマ: 本 ]
2011年2月9日23:42:21
舞台はアフリカのマラウイという世界最貧国の1つの国。
電気を使用できるのは人口のわずか2%。
今から10年前に干ばつによる飢饉に陥り、当時中学生だった少年は学費が払えず退学させられてしまうのですが、図書室で風力発電の風車の写真に出会います。
それが電力を生み出すことを知ると、『物理学入門』を読み発電の仕組みを理解し、ゴミ捨て場から部品となる廃材やドライバーなどの工具でさえ自分で作り出します。
今でも魔術が信じられている地域で、災いをもたらすのではないか?頭がおかしくなったのではないかと非難を受けながらも、最後には自分の力だけで本当に風力発電を完成させてしまいます。
その後、この風車がマスコミに取り上げられ、援助を受けることで再び学校に通えるようになり、とうとう昨年にはアメリカの名門大学に進学しました。
この知識に対する純粋な探究心にも驚かされます。
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