[ テーマ: 病気 ]
2012年10月19日08:04:00
先日、日本脳炎の予防接種後に小学5年生の児童が亡くなったそうです。
病気の予防のために接種したはずが、このような結果になってしまい、親御さんは本当にお気の毒で、小さい子を持つ親としても、日頃動物たちにワクチン接種をさせていただく立場としても、まったく他人事とは思えません。
日本脳炎はブタから蚊によって媒介されるウイルス感染症です。
発症率そのものは決して高くありませんが、効果的な治療法も無く、致死率も非常に高い病気です。
世界中では年間数万人もの患者さんが発症していますが、日本では予防接種により流行は阻止されており、この十数年では数例の発症に抑えれているそうです。
今回と同様、日本脳炎の予防接種に関しては以前から接種後の副作用が問題視されていて、平成17年~21年までは厚生労働省も『積極定勧奨の差し控え』を行うなど、紆余曲折がありました。
我が家でもちょうどこの頃は『Hibワクチンをどうするか?』など子供たちの予防接種が複雑で、リスク・接種回数・費用のことで主に奥さんが悩んでいたことを思い出します。
ついこの間は『ポリオの不活化ワクチン』の話題もあったと思います。
これからはインフルエンザのワクチン接種が始まります。
100%安全で100%効果のあるワクチンは難しく、個人がそれぞれ責任を持って判断するしかないのですが、もし何かあった時を考えると事故を100%防ぐ手だても無く、接種させていただく側としても難しい問題です。
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