[ テーマ: 病院 ]
2013年12月15日09:27:21
昨日の出来事ですが、
交通事故に遭い、頭から血を流した柴犬が運び込まれ、
病院の空気は一変。
残念ながら心肺停止状態で、事故に遭ったのも30分も前とのこと。
気管挿管する時も口の中も血だらけの状態で、
事情を説明し、救命処置は施しませんでした。
お話を聞くと、散歩中に首輪がスポッと抜けてしまったとのこと。
ついさっきまで元気にしてくれていたわけですし、
飼い主様はご自分を責める気持ちもあると思うので、
もっともつらいケースのひとつです。
泣き崩れる飼い主様にかける言葉も見つかりません。
残酷なようですが、やはり飼い主様の責任・・・。
普段の診察の時にも、多くの飼い主様に『首輪が緩いですよ』と
注意させて頂くのですが、『きつそうでかわいそうだから』と
あまり直そうとしてくれません。
今朝の新聞でも、散歩中に首輪が抜けていなくなったワンちゃんを
探す記事が載っていました。
首輪は、指が入る余裕があればきつすぎることはありません。
両手で首輪を顔の方にしっかり引っ張って
抜けてしまわないかどうか確認してあげてください。
とくにわんちゃんが『嫌!嫌!』という感じで、
後ずさりしたときに抜けやすくなります。
動物病院の入り口などで『入りたくない!』という時、
良く見かける状況ですよね。いつもヒヤヒヤします。
首輪がゆるすぎないかどうかしっかり確認してあげてください。
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