[ テーマ: 病気 ]
2014年7月31日08:13:51
お尻の肛門内側の粘膜が出てしまった状態を
脱肛『だっこう』と言います。
子犬や仔猫で下痢がひどい時などに起こりやすいです。
写真は先日来院した仔猫の脱肛ですが、
かなりの時間が経過していて、ひどい状態でした。
しかも、兄妹とも同じ状態でした。
普通に圧迫しても戻す事が出来ないので、
少し麻酔をかけて、何とか苦労をして元に戻しました。
このままだとすぐに元に戻ってしまうので、
かわいそうですが、肛門を縫合して閉鎖します。
この後、何度か脱肛を繰り返したものの、
女の子はほぼ完治しましたが、
男の子は排便後たまに出てきてしまいます。
とくに仔犬や仔猫の飼い主様は、
お尻が赤くなっている場合は、
オリーブオイルなどを使って押し込んでみてください。
軽度な場合は比較的簡単に戻せると思います。
時間が経つにつれひどくなっていきますので、
元に戻せない場合は、
早めに動物病院に連れて来て上げて下さい。
この記事へのコメント (4)
石井淑子 2020年3月6日 08:51:58
院長 2020年3月6日 17:35:23
カメラ小僧 2022年10月10日 05:03:43
院長 2022年10月11日 18:37:21