[ テーマ: 病気 ]
2015年1月30日18:56:19
『大腸炎症性ポリープ』は血便やしぶりが主な症状で、
なぜかM.ダックスに多い病気です。
今回も8歳の雄犬のダックスで、
2か月前に血便で来院し、通常の下痢の治療には反応が無く、
直腸検査で異常を発見し、病理検査で診断はついていました。
この病気は、ステロイド剤や免疫抑制剤などの
内科治療に反応する可能性があるのですが、
残念ながら良い反応が得られなかったので、
今回は病変部分を『直腸プルスルー』という方法で、
切除することにしました。
直腸を肛門から丁寧に分離すると、
驚くほど引き抜くことができます
切開すると、予想よりも深部にまで病変が及んでいて、
結果的に10㎝以上の直腸を切除しました。
今まで排便の度に本当に痛くてしんどかったと思います。
今後も再発が心配ですし、お薬は継続していく必要もありますが、
なんとか楽になってくれることを願いたいですね。
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