[ テーマ: 病院 ]
2017年4月1日22:53:38
昨日の手術のうち1件は
老犬のT.プードルの肛門腫瘍の摘出術でした。
手術自体は良くある手術ですし、
それほど難易度が高いものではありませんが、
自分としてはすごくうれしい手術となりました。
2カ月前に受診した時は、ガリガリに痩せていて、
皮膚はボロボロの状態で、心臓も悪く、
しかもお尻は巨大な腫瘍が破れたような状態・・・・
臭いもひどい状態でした。
3年前から腫瘍は出来てしまっていたものの、
高齢を理由に手術をしてもらえなかったそうです。
貧血と全身ニキビダニ症がひどかったため、
まずは心臓のお薬とニキビダニの治療と
栄養状態の改善から治療をスタートをしました。
2カ月が経ち、皮膚の炎症も劇的に改善し、
貧血・栄養状態とも徐々に改善してきたので、
昨日待ちに待った手術となりました。
術中は徐脈になり少し冷や冷やしましたが、
無事腫瘍の摘出と去勢手術を終えることができました。
今回は初診時からこちらの提案する検査や治療を
快く受け入れてくれた飼い主様に
喜んでいただけたことが何より嬉しかったです。
この記事へのコメント (0)