[ テーマ: 病気 ]
2017年6月6日08:12:00
お陰様で、開院12年目を迎えることができました。
『動物たちの健康と飼い主様の笑顔』の為に、
頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
春の予防シーズンも終わり、
病院も少し落ち着きつつありますが、
ここの所、お口に関する手術や処置が集中してありました。
他院で高齢を理由に歯科処置を受けられなかった
プードルはすでに歯周病から顎の骨が折れて、
骨も吸収されており、顎の先端部分の骨を切除。
高齢のラブラドールは歯茎に腫瘍ができていて、
顎の骨と一緒に切除。
重度歯周病のチワワの全抜歯。
口腔内悪性メラノーマが再発したコッカースパニエルは
すでに転移も確認できていますが、
QOL(生活の質)の改善を目的とした切除
と盛りだくさんの内容・・・
どれも結構大変でした。
腫瘍に関しては予防することは難しいのですが、
気が付いた時には結構大きくなってしまっている場合が多いので、
高齢犬の飼い主様はお口の中のチェックもしてあげてください。
また小型犬は歯周病がひどくなりがちです。
歯周病から下顎骨骨折などは想像もつかないかもしれませんが、
もともとの骨も薄いため、起こり得ることです。
日頃のケアに加え、ひどくなる前に定期的な歯石除去をお勧めします。
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