[ テーマ: 本 ]
2008年10月18日07:46:00
今年8月に伊藤和也さんという31歳の青年がアフガニスタンで拉致、殺害されました。くわしくはこちら
以前から伊藤さんが所属していたペシャワール会の中村哲さんの活動について、マスコミを通して耳にする機会はありましたが、今回はこの事件がきっかけではじめて中村哲さんの本を読んでみました。
本を通して少しだけですが、アフガニスタンの現状が分かりました。と同時に日本にいて報道を通してイメージするアフガニスタンと中村さんの紹介するアフガニスタンの現状がなぜここまで食い違ってしまうのか不思議に感じました。
中村さんは大干ばつにより砂漠化が進んだ農地に、2003年から2007年にかけて13kmにもおよぶ農業用用水路を総工費9億円かけて建設しました。
この本では用水路建設がいかに大変であったか、日本政府が一千億円以上の復興支援を行っているが、多くは現地に貧富の差を作ったり、罪のない多くの民間人が殺されていくことが書かれていました。
僕たちの日常生活とは関係ない遠い国の出来事のように感じますが、実際僕たちの税金の一部が戦争に加担しているかもしれず、結果として現地の人たちを苦しめるような使われ方をしているかも知れないと思うと複雑な気持ちがしました。
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