[ テーマ: 本 ]
2008年11月29日23:48:06
『死ぬ瞬間』というちょっと重いタイトルの本です。
死期を宣告された多くの患者さんへのインタビューを通じて、人がいかに死を受け止めていくかということがかかれています。
40年近く前に書かれた本なので、医療の背景が異なることや、アメリカが舞台なので、多くの患者さんはキリスト教徒ですから、死に対する考え方が日本人とは異なる点がありますが、非常に興味深く、時代を超えて指示されている本のようです。
以前紹介した寄藤文平さんの『死にカタログ』のなかで紹介されていたので読んでみました。
人は死を宣告されると多くの場合、①否認と孤立 ②怒り ③取引 ④抑鬱 ⑤受容 の段階を通じて死を受け入れるようです。
誰にでも必ず起こる死という問題を一度ゆっくり考えるのに適した本だと思いますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
この記事へのコメント (2)
mee 2008年11月30日 10:52:06
院長 2008年11月30日 19:59:56