[ テーマ: 病院 ]
2008年12月11日07:10:00
最近猫の腎不全の患者さんが増えています。
腎不全には急性と慢性のものがありますが、猫では年齢とともに徐々に進行していく慢性タイプのものが一般的です。
最も初期の症状の多くは、飲水量と尿量の増加です。
進行すると食欲の低下、嘔吐、体重減少などがみられます。
この病気は治療しても完治するものではないため、早期に病気を見つけてあげて、治療によって少しでも進行を遅らせることがもっとも大切です。
治療は皮下点滴、食事療法(腎臓病食)が中心となります。
投薬が比較的容易な場合は、血管拡張薬や活性炭なども効果があります。
そこで大切になるのは定期的な健康診断です。
幸い腎臓の機能は尿検査、血液検査で評価しやすく、症状が現れる前に検査によって異常を見つけやすい臓器です。
8歳以上の猫や、昔から泌尿器の病気になりやすい猫を飼われている場合は是非一度ご相談ください。
この記事へのコメント (0)