[ テーマ: 日記 ]
2009年3月11日21:10:22
今日の四国新聞に小猿に歯磨きを教えている母猿の写真が載っていました。
さすがに猿の知能レベルはすごいですね。 人の髪の毛を糸ようじのように使うそうです。
皆さんは動物の歯の管理はどのようにされているでしょうか?
イヌの場合、歯に良かれと思ってガムを与えている飼主様もいらっしゃるのではないでしょうか?
ガムの効果としては、硬いガムを咬むことで歯の表面に付着した歯垢を摩擦力で取り除くものだと思いますが、それ程の効果が期待できない上、丸呑みした際に食道や腸に詰まってしまうリスクや、消化が悪い為に嘔吐下痢の原因になったり、歯そのものにもダメージがあったりしますので僕は全くお勧めしていません。
どうしても与えたい飼主様は動物病院用にビルバック社から出ている『ビルバックチュウ』など比較的安全なものもありますので相談してください。
歯の管理でお勧めなのはやはり歯磨きです。
とはいえなかなか難しいですよね。
なので当院では『軍手』による歯磨きをお勧めしています。
遊びながらで結構ですので、飼主様が軍手をした指で歯の表面を軽くゴシゴシしてあげてください。ガーゼなどを指に巻いても結構です。
それができるようになったら動物用の歯ブラシや指サック型のものに挑戦します。
ゆっくり気長にがんばってください。
ただし、すでに歯石になっている汚れなどをきれいにしようとしても歯磨きでは無理ですから、あくまでやさしくしてあげてください。
ペットショップさんには色々なデンタルケア商品が販売されていると思いますが、『キシリトール』には是非ご注意ください。
今はガムをはじめ人用のデンタル商品のほとんどのものにキシリトールが配合されています。
このキシリトールは動物には有害な物質です。
ある程度の量までであれば問題ないのですが、『キシリトール=歯に良い』というイメージが強いと思います。
くれぐれもご注意ください!
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