[ テーマ: 病院 ]
2009年4月28日23:25:00
左側のX線写真は今日避妊手術の予定で来院した猫の横から見た胸部X線です。
少し呼吸が気になったので術前に検査をさせてもらいました。
右側の正常の猫に比べ、真っ白なのが良く分かると思います。
検査の結果、前縦隔型リンパ腫でした。
ウイルス検査を行うと白血病ウイルス陽性です。
この子はまだ1歳にもなっていません。
避妊手術を予定していたくらいですから、一般状態もそれ程悪くありません。
状態が悪化する前に早く病気に気付けたことは不幸中の幸いと言えますが、飼主様にとってのショックは計り知れません。
リンパ腫は動物の悪性腫瘍の中でもっとも抗癌剤の効果が期待できるため、抗癌剤治療を開始しました。
今回の症例で術前検査の大切さを改めて考えさせられました。
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