[ テーマ: 病気 ]
2009年6月17日23:05:00
レッグペルテスとは若齢の小型犬種(チワワ、プードル、ポメラニアンなど)にみられる病気で、大腿骨頭が壊死してしまう病気です。
予防で来院された際に、以前から右後ろ足を気にするということでした。
そこでX線検査をしたところ向かって左側の大腿骨頭が変形していました。
この病気の治療法は、このX線写真のように手術で変形した大腿骨頭を切除します。
この病気がみられる犬種には、膝のお皿の骨(膝蓋骨)がゆるいことも多く、軽い症状の場合膝が原因と誤解してしまうこともあるので注意しないといけません。
今日はこの手術ともう1件ウサギの手術。
保育所で飼われているウサギの陰部から大量に出血しているとのことで来院。
陰部から出血している場合は子宮の異常であることが多いのですが、このウサギは陰部の腫れがひどく、僕も奥さんも初めてみる症状。
しかもお腹のなかには大きなしこりが触知でき、腫瘍?結石?と思いながらX線検査を行うと
赤ちゃんでした。
1頭でのケージ飼育とのことでしたが、以前掃除をするときに数頭一緒にしたらしく、恐らくそのときに妊娠したのだと思います。
緊急的に開腹すると胎仔はすでに亡くなっていて子宮は変色し、お母さんもかなり危険な状態でした。
無事手術を乗り越えたので、なんとか元気になってくれればと思います。
今日は診察は比較的のんびりとしていましたが、お昼の手術時間で体力を使った1日でした。
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