[ テーマ: 病気 ]
2009年9月15日21:27:14
尿中にできた結晶や尿道栓子が尿道につまり排尿が出来なくなってしまう状態です。
対処が遅れると命にも関わる非常に危険な状態です。
一般的にはこれから寒くなるに連れ増えてくる病気ですが、今年は夏の間もチラホラ見かけました。
最近は、他の動物病院で治療を受けたけれども翌日から数日後にまた詰ってしまったという事で当院に受診されるケースが増えています。
処置や治療に対する考え方は動物病院によって様々で、一概にどれが良いとも言えませんが、 当院では必ず麻酔をかけてから膀胱にカテーテルを通して、溜まっている尿を出します。
その後、血液状態が正常に戻るまでは入院治療とし、カテーテルを抜いた後、自力で排尿が出来ていることを確認して退院となります。
退院後も食事管理が大切になります。
ただ問題なのは尿路閉塞を起こす猫の中には怒りん坊が多いということ。
今日午後一番の患者さん(猫)も昨日他院で処置を受けたのですが、また詰ってしまったとのことでした。
昨日無麻酔での処置を受けたせいか、血液検査をしようとしてもひどく怒るので、先に麻酔をかけさせてもらいました。
無事カテーテルも留置できたのですが、今夜からの入院管理がちょっと心配です...
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