[ テーマ: 病院 ]
2010年8月4日14:49:33
ここのところ血液関係の病気が続きます。
今日の患者さんは出血を止める働きのある血小板が減少する病気。
正確な原因は不明ですが免疫介在性血小板減少症(IMT)と考えられます。
以前からあった歯肉部分の小さなしこりから出血とのことでしたが、よくみると色々な所に内出血のようなものを確認。
血液検査の結果血小板の数がほとんどない状態。
このときはまだ状態は悪くなかったのでステロイド剤の内服治療を開始したのですが、すぐに消化管出血がひどくなり重度の貧血で危険な状態で再来院。
今回はさすがに輸血が必要。
輸血によって血小板と赤血球を一時的に補充し、なんとか出血が止まりお薬による免疫抑制が成功することに期待です。