[ テーマ: 日記 ]
2012年8月20日07:51:35
この週末は熱中症で亡くなってしまった患者さんもいました。
最初の電話は『自宅に戻ると犬が吐いて痙攣している。すぐに診てもらえますか?』
スタッフが『どれくらいで来院できますか?』とたずねると『1時間近く・・ 』
痙攣と言っても症状は様々なので、ひどいようならできるだけ近くの動物病院で診てもらうようお願いをしました。
緊急対応の準備をして、通常の診察を行い、大分時間が経ったので、他の動物病院さんで診てもらっているのかぁと思っているとぐったりとしたワンちゃんを抱いて来院。
幸い呼吸は安定しているものの、虚脱状態。
すぐに処置・検査をしつつ、飼い主様に状況を確認すると、出掛ける前までは普通に元気にしていたのに、家に戻ると吐いていて、痙攣を起こしていたとのこと。
比較的高齢で、肥満犬。
窓を閉め切った状況で、エアコンも入れてなかったようで、熱中症が強く疑われました。
今年は同じような状況から何とか回復してくれたワンちゃんもいましたが、深夜には体に出血斑も出始め、最も恐れていたDICに陥り、亡くなってしまいました。
ここ数日、早朝は気温も25度近くまで下がり、最高に気持ち良い朝を迎えれるようになりましたが、日中は35度近くと温度差が大きくなっています。
まだまだ残暑厳しい日が続きますので、熱中症には十分に気を付けて上げて下さい。