[ テーマ: 病院 ]
2013年1月29日07:59:34
昨日最後の患者さんは来月14歳になるダックス。
以前から乳腺腫瘍もあったけど、高齢という理由で
かかりつけの先生からは手術はしない方が良いと
言われていたそうです。
今回は生理が終わったと思ったら、
しばらくして分泌物が出始め、食欲も無くなってきたとのこと。
典型的な子宮蓄膿症を疑う症状です。
乳腺腫瘍・子宮疾患はどちらも早期の避妊手術で
予防ができることを説明すると、
『知っていたら早くにしていたのに・・・』とおっしゃっていました。
当院では若齢犬に避妊手術をお勧めしていると思いますが、
飼い主様によっては逆に不快に思う方もいると思います。
検査方法や治療選択肢が増える現状で、
どの症状でどこまでを飼い主様に説明するのが良いか、
なかなか難しい問題です。
今回のような乳腺腫瘍・子宮疾患がセットで見つかるケースは、
なぜか当院ではダックスに多いです。
単純に高齢のダックスが多いからだと思いますが・・・。
今月は高齢のダックスの歯の処置も多かったです。
高齢という理由だけで麻酔がかけれないわけではありませんので、
悩んでいる症状がある場合は一度ご相談ください。