[ テーマ: 日記 ]
2019年1月25日15:38:00
今朝の四国新聞に、一度捨てられてしまった柴犬を保護し、
訓練士さんと1年かけてトレーニングされたご家族の記事が
掲載されていました。
香川県が殺処分率全国ワーストの報道の影響か、
保健所や保護団体さんから犬を引き取る飼い主様が
ここ数年確実に増えていると感じます。
とれも素晴らしく嬉しいことですが、
一度つらい体験をした動物の中には
性格が臆病な子もいるので、
焦らずゆっくり時間をかけて
接してあげないといけないケースもあります。
今回記事で紹介されていたケースは、
飼い主様が犬を飼うのが初めてで、元気な柴犬で、
お子さんが小学生3姉妹ということで、
短い文章の中でそのトレーニングが
どれほど大変だったか容易に想像できました。
一歩間違えると、凶暴な柴犬に育ってしまい、
犬を飼ったことをずっと後悔してしまっていた
可能性もあっただけに、
プロの訓練士さんの指導のもと、
家族みんなで協力してトレーニングできたことが
一番良かったと思います。
診察室でしつけについての相談を受けたときに、
訓練士さんのお話をすると、
多くの飼い主様にとって
少しハードルが高いと感じられいる印象があります。
犬との生活を本当に楽しいものにしてもらうためにも、
積極的に訓練士さんに相談をすることをお勧めします。