[ テーマ: 病気 ]
2009年4月20日21:14:05
肛門嚢とは『臭い袋』とも呼ばれる分泌腺のことで、肛門の両脇に存在します。
本来は排便時に臭いの強い分泌物が一緒に排出されるのですが、分泌物が溜まってしまうことも良くあります。
炎症によって開口部が狭くなると余計溜まりやすくなり、さらに化膿してしまうこともあります。
この写真の子は肛門の右下のところの皮膚が破けてしまい、中から膿汁が出ています。
毛を刈ってみると、3箇所も皮膚に穴が開いていました。
ここまでひどくなるとかなり痛く、かわいそうですね。
反対側の肛門嚢の内容物はカチカチに固形化してしまっていたので、放置しておくと同じようになっていたと思います。
お尻が気になりだすと、床にお尻をこすりつけたり、しきりに舐めたりします。
溜まりやすい子は定期的に絞ってあげる必要がありますのでご相談ください。