[ テーマ: 病院 ]
2009年8月18日22:26:23
今日は午前の診察開始前に、尿路閉塞で入院中の猫の去勢手術を予定していたのですが、良く見ると睾丸が一つしかありません。
『停留睾丸』は犬ではそれほど珍しいものではありませんが、猫では初めての経験なので驚きました。
犬の場合はとくにお腹の中に残っている場合は、将来精巣腫瘍になる確率が正常に比べ10倍以上高くなるとも言われており、当院では手術により摘出することをお勧めしています。
とりあえず今回は開腹手術が必要になるため今日の手術は延期させて頂きました。
ただ、今回は尿路閉塞を解除するために尿道カテーテルを挿入するなどの処置をしていたにもかかわらず全く気付くことができなかったことは反省です。