[ テーマ: 病院 ]
2015年5月15日19:45:10
この時期は狂犬病やフィラリア予防で
半年や1年ぶりに来院してくれるワンちゃんがたくさんいます。
7歳以上の中高齢のワンちゃんが予防で来院してくれた場合、
体重測定の後、耳や歯のチェックもありますが、
大切なのが心臓の音を確認する『聴診』です。
聴診で心雑音が確認されると、心臓内の弁が上手く閉じず
血液が逆流していることが疑われます。
大型犬よりも小型犬で多く、
最近ではチワワ・プードル・シーズーは特に要注意だと感じています。
心臓の異常は初期はほとんど症状がありません。
症状が出る事にはかなり進行した状態だと思ってあげてください。
出来るだけ早く異常に気づいてあげて、
進行を遅らせるためのお薬の治療を開始してあげることが
大切になります。
中高齢の小型犬にとって
聴診は非常に大切な健診のひとつだと思います。
せっかくの予防の機会にはなるべく動物病院を受診して、
きちんと聴診をしてもらってください!
ほとんど無いと思いますが、
もしバタバタとして聴診し忘れていることがあれば、
『心臓の音大丈夫でしたか?』
と聞いていただけると助かります