[ テーマ: 病院 ]
2008年9月3日07:00:00
昨日のお昼、ちょうど手術が終わって休憩をしようとしていた時に、ペットショップの方から電話がありました。
まったく関わったことの無いペットショップさんでしたが、慌てた感じでしたので用件を聞くと、トリミングをした犬が、帰宅後状態が悪化したが、かかりつけの動物病院やいくつかの動物病院も手術中などで忙しく診察してもらえないとのことでした。
ちょうど手術が終わったところだったのですぐに飼主様と連絡を取って受診していただいたのですが、来院時にはすでに亡くなっていました。
30分ほど前から呼吸していなかったとのことでしたので、処置の施しようがありませんでした。
今回のケースの場合、亡くなった犬の既往歴などが分からないことと、来院時すでに亡くなっていた為、トリミングとの因果関係は正確には分かりませんが、一因になったことは強く疑えます。
年間何件かはトリミング中の事故で受診されることがあります。
多いのは目に傷が入ったり、耳などを切ってしまったりするケースですが、なかにはシーズーの眼が飛び出てしまったものや、心臓が悪い場合などは肺水腫になることもあります。
トリミングをお願いする場合、とくに老齢動物などは健康状態を事前に動物病院で診察してもらって、心臓が悪くなっていないかなど確認しておき、トリマーさんに伝えておくことは飼主様の義務だと思います。
是非ご注意ください。