[ テーマ: 病院 ]
2010年2月27日19:30:10
今日のお昼のことですが、予定していた手術が終わる頃に交通事故の犬の急患。
僕はまだ手が放せない状態だったので、奥さんが対応してくれました。
飼主様によると駐車場から車を出すときに轢いてしまったかもしれないとの事。
腰椎や骨盤の骨折は無いのですがショック状態。
X線検査では膀胱が確認できません。
膀胱破裂は事故で良く起こります。
膀胱造影を行い膀胱の無事は確認できたのですが、超音波検査で膀胱周囲にもわずかに液体の貯留を確認。恐らく出血。
胸の状態も悪かった為、飼主様と相談し、すぐに手術はせずにショックの治療を行い経過を見ることにしましたが、残念ながらお預かりして2時間後には亡くなってしまいました。
今回のような事故のケースは意外と良く起こります。
ご家族にとっても本当につらいことだと思います。
自宅の車庫近くで動物を飼っている場合は十分気をつけてあげてください。