[ テーマ: 日記 ]
2013年2月28日20:56:49
先週から88歳になる奥さんのおじいちゃんが入院しています。
うちの子供達や甥っ子たちにとっての「おおじじ」。
僕が初めて挨拶に行った頃はまだ70代前半。
男前で元気なおじいちゃんでした。
たくさんのひ孫たちの様子をいつも嬉しそうにみつめながら、
戦争の話、亡くなったおばあちゃんを介護した時の話、
生まれて数日で亡くなった自分の子供の話など
いつも決まって同じ話をしていました。
いつ頃からか耳がとおくなり、脚も少しずつ悪くなり、
たまにお風呂で倒れてみんなに迷惑をかけ、
最近認知症がひどくなってましたが、
良く食べ、肌つやの良いおおじじでした。
そんなおおじじが10日ほど前に急な腹痛を訴え、
かかりつけを受診しましたが、
認知症もあることから大きな病院を紹介され、
入院して数日後の検査で、腸に穴が開いていることが判明。
そこで、お義父さんとお義母さんは
手術をするか?栄養剤で様子を見るか?
の選択をしなければならず、
手術で亡くなるリスクを恐れて結局手術はしないことを選びました。
今日は家族みんなでおおじじに会いに行きました。
鎮静剤のおかげで眠ることができているようでした。
検査のスピードやインフォームドコンセントのありかたなど、
獣医療との違いに驚くこともありましたが、
なんとか穏やかに最期を迎えてもらえたらと思います。