[ テーマ: 病気 ]
2009年1月24日22:20:01
今日は寒い一日でしたね。
今日は先程まで手術があったので少し疲れました。
上の子が眠い眼をこすりながら、大人しく手術室の外で座って待っていてくれました。
手術の片付けが終わって、家に連れてあがるとあっという間に寝てしまいました。
ところで、以前もこのブログで書きましたが、寒くなると猫の下部尿路疾患(FLUTD)が増えます。
今月に入って特に結石や尿道栓子によって尿路閉塞を起こすオス猫が急増しています。
麻酔下で尿道カテーテルを通して閉塞を解除する必要がありますが、すぐに通過するものもあれば、かなり苦労する場合もあります。
多くの場合、重度の急性腎後性尿毒症の状態にあるため、数日静脈内輸液を続けながら、カテーテルを通じて排尿させます。
ほとんどの猫の初期症状は頻尿です。何度もトイレに入っているのに、ほとんど尿が確認できないことが多いようです。その場合は、尿が出ないのではなく、膀胱に尿が溜まらない状態になっていると思います。
この段階での膀胱炎などの治療をすることで、尿路閉塞を防げる可能性が高くなりますし、再発を繰り返す場合は、食事管理が大切になります。
食餌の質が良くなったおかげか、手術が必要になるケースが昔に比べると、激減しているようです。
オシッコのことで気になる猫を飼われている飼主様は早めに相談に来て上げてください。