[ テーマ: 日記 ]
2009年3月4日22:12:49
夕方号泣する娘を抱いて奥さんが下りてきました。
夕飯にアジフライを食べた時に喉が痛くなったとのこと。
いつものようにご飯を飲み込みなさいといってもギャーギャー言いながら吐き出します。
本人の様子も唾液の量もいつもと違うので、念のため病院に連れて行きました。
喉の奥に傷があるのはわかるけど、骨が刺さっているかどうかまでは見えないとのこと。
でも娘は相変わらず苦しそう。
そこで、先生は一日様子を見て改善無ければ病院を紹介するとのことでしたが、喉頭鏡をかなり奥に入れなければなかったので、直後に3回ほどおう吐しました。
すると、唾液もおさまり痛くなくなったらしくホッとしました。
ということを夕飯時奥さんから聞きながら、動物だったらすぐ麻酔かけて内視鏡だねという話をしながら、ふといかに自分たちがリスキーな仕事をしているのかということを感じました。
毎日手術や処置、検査のために麻酔をかけています。
全く麻酔をかけない日はほとんどありません。
麻酔だけでなく、状態が悪いにもかかわらず暴れる動物たちは検査のために体を保定するだけでも危険なこともあります。
今日もウサギの手術をはじめ、19歳の高齢猫なのにネットから出せないくらい暴れる猫のⅩ線検査や採血など。
日頃の診察の中で起こりうる事故の可能性についてもう一度見つめ直す良い機会を、ひょんなことから娘にプレゼントされた気がしました。