[ テーマ: 病院 ]
2009年7月5日21:13:51
今日は朝8時前から仔猫の急患があったり、初診の患者さんも多く、11時過ぎまで忙しい一日でした。
初診の患者さんの中で、少し前に猫ちゃんを保護された飼い主様が妊娠の確認のために受診されました。
超音波で妊娠していないことはすぐ確認できましたが、遠方の飼い主様でしたので、できれば避妊手術をしてほしいとのこと。
数日手術予定がいっぱいなので、今日の午後手術をすることになったのですが、この場合注意しなければいけないのは、猫ちゃんが既に避妊手術を受けている可能性があるということ。
注意深く傷口が無いか確認したのですが、それらしいものが確認できなかったので、お預かりし、麻酔をかけ、毛刈り、消毒。
消毒して皮膚が湿るとほんのわずかですがお腹の中心に1cmほどの傷跡らしきものが...
迷ったのですが、開腹してみるとやっぱり子宮は確認できませんでした。
やってしまいました... ただ、当院の設備では開腹せずに子宮の有無を確認することは非常に困難です。
恐らく高性能超音波やCTで調べると子宮は確認できると思いますが...
幸い、飼い主様にもご理解していただきましたが、猫ちゃんには悪いことをしてしまいました。