[ テーマ: 病院 ]
2013年3月18日08:53:47
先日ワンちゃん用の春の予防案内DMをお送りしたので、
この週末から病院はいよいよ春の予防シーズンに突入。
「実家で飼っている犬は予防していないから心配で…」
と言うことで検査に連れて来ていただくケースが増えています。
昨日のワンちゃんは残念ながら
フィラリア陽性反応。
結果は残念ですが、このまま放っておくよりも
少しでも早く気付く事が出来て良かったです。
4月になると狂犬病の集合注射も始まります。
僕は今年は直島からスタートします。
実は今回のワンちゃんも狂犬病の済票や鑑札は
ちゃんと首輪につけてくれていました。
でも動物病院に連れて行くのは・・・と言うのは、
僕よりも少し上の世代の飼い主様には多い気がします。
集合注射の会場ではそういうワンちゃんをたくさん見かけます。
体調が悪くなる前に、動物病院に連れて来てくれることを願います。
[ テーマ: 病気 ]
2013年3月13日15:23:00
吐き気と食欲の低下を主訴に来院した高齢のコーギー。
下腹部のⅩ線写真で、白く造影しているところが、
膀胱と尿道で、その後方に位置する前立腺が、
かなり大きくなっています。
超音波検査で針生検をすると中身が膿でしたので、
「前立腺膿瘍」と言う病気でした。
「前立腺膿瘍」は一般的に抗生物質などの内科療法には
反応しにくいので、開腹手術とさせて頂きました。
前立腺を2か所切開し、約200㏄の膿を吸引・洗浄後
再貯留しないように、縫縮手術を実施しました。
術後は食欲も改善し、排尿も順調で、怒る元気も出てきましたが、
まだまだ今後の経過には注意が必要です。
前立腺の病気には、前立腺肥大、前立腺嚢胞、前立腺膿瘍、
そして前立腺癌があります。
前立腺癌以外は去勢手術をすることでおおむね予防が可能です。
前立腺疾患の他会陰ヘルニアなど高齢の未去勢犬に見られる疾患は、
治療が厄介なものが多いです。
予防のためにも去勢手術をお勧めします。
[ テーマ: 日記 ]
2013年3月11日14:46:23
2年前もこのくらいの時間・・・・手術後、昼食を終え、休憩していると、
ネットで地震警報が出ていました。今も鹿児島で地震があったようですが・・・。
目の前で家族全員を失った父親の姿は、
もし自分だったらと考えさせられ、自分の死生観を大きく変えました。
自然災害は、戦争とは違い、人間の力では完全に防ぐことはできませんが、
こういう日だからこそ、家族で少しの時間でも話をする機会を作り、
全く進んでいない我が家の防災対策を考えるきっかけにします。
[ テーマ: お知らせ ]
2013年3月8日07:59:00
明日3月9日(土)は大学時代の恩師の退官式に出席するため、
午後の診察を休診とさせて頂きます。
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
翌日の診察までに鳥取から帰ってこれるかが、
今から心配です。
[ テーマ: 病院 ]
2013年3月8日07:57:02
先日当院で月に一度行っている「パピーパーティ」について、
四国新聞さんから取材を受けました。
僕は普段ノータッチなので、途中からスタッフに代わってもらい、
色々とお話をしていました。
今月の四国新聞「ワンアナザー」に掲載される予定なので、
楽しみにしてください。
[ テーマ: 病院 ]
2013年3月5日07:55:13
昨日、三木町の「しずかの里」にて
無事祖父の葬儀が営まれました。
緑豊かで静かな環境の中、
ひ孫たちの元気に遊ぶ声の絶えない葬儀でした。
一昨日夜の訃報から、お通夜、葬儀と慌ただしく過ぎ、
昨日は臨時休診とさせていただいたため、
予定していた手術を急遽キャンセルさせて頂いたり、
来院・お電話を頂いた方もいらっしゃったと思います。
ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
[ テーマ: お知らせ ]
2013年3月2日23:09:11
このブログでも先日紹介した祖父が今夜他界しました。
3月4日(月)は葬儀出席のため臨時休診とさせていただきます。
ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いします。
[ テーマ: 日記 ]
2013年3月2日08:00:00
いよいよ3月がスタート。
2月は一般的な動物病院では1年で最も暇な月。
4月から6月が忙しくなるので、
3月はそのつなぎのような感じとなります。
昨日は朝からバタバタの一日で、夜もかなり難しい手術もあり、
術後の経過も朝まで注意が必要だったのでちょっと疲れモード。
すると今朝長男が発熱。 と言っても元気すぎるくらい・・・・。
一昨日から喉が痛いと言っていて、
念のため昨日病院に行ってるので、
インフルエンザで無ければ良いのですが・・・。
とりあえず、もう二人の土曜保育は自主規制。
バタバタの3月スタートです。
[ テーマ: 日記 ]
2013年2月28日20:56:49
先週から88歳になる奥さんのおじいちゃんが入院しています。
うちの子供達や甥っ子たちにとっての「おおじじ」。
僕が初めて挨拶に行った頃はまだ70代前半。
男前で元気なおじいちゃんでした。
たくさんのひ孫たちの様子をいつも嬉しそうにみつめながら、
戦争の話、亡くなったおばあちゃんを介護した時の話、
生まれて数日で亡くなった自分の子供の話など
いつも決まって同じ話をしていました。
いつ頃からか耳がとおくなり、脚も少しずつ悪くなり、
たまにお風呂で倒れてみんなに迷惑をかけ、
最近認知症がひどくなってましたが、
良く食べ、肌つやの良いおおじじでした。
そんなおおじじが10日ほど前に急な腹痛を訴え、
かかりつけを受診しましたが、
認知症もあることから大きな病院を紹介され、
入院して数日後の検査で、腸に穴が開いていることが判明。
そこで、お義父さんとお義母さんは
手術をするか?栄養剤で様子を見るか?
の選択をしなければならず、
手術で亡くなるリスクを恐れて結局手術はしないことを選びました。
今日は家族みんなでおおじじに会いに行きました。
鎮静剤のおかげで眠ることができているようでした。
検査のスピードやインフォームドコンセントのありかたなど、
獣医療との違いに驚くこともありましたが、
なんとか穏やかに最期を迎えてもらえたらと思います。
[ テーマ: 日記 ]
2013年2月24日11:57:00
先日娘がもって帰ってくれた「いのちのせんせい」の
感想文集です。
小学1・2年生だけに、
話した内容をどれだけ理解してくれているのかが、
正直かなり心配でしたが、感想文を読ませてもらうと、
みんなそれなりに
感じたり考えたりしてくれているなぁと
嬉しくなりました。
本当にこのような貴重な機会を頂けたことに感謝です。