[ テーマ: 病気 ]
2011年10月14日19:07:59
今日は奥さんが保育園の行事のため午前中不在でした。
まだ僕一人での診察は厳しいので、今日は午前診察を休診とさせていただきました。
ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
昨晩遅くに急患で来院した雄猫はおしっこが出ていない状態(尿道閉塞)でした。
数日前から元気がなくなり、嘔吐もしていました。
急性尿毒症の症状です。
最近の尿閉の中ではかなりひどい状態で、ペニスの先端は乾燥し、黒く変色していて、血液の状態も相当ひどいものでした。
幸い尿道の閉塞は解除でき、今日になって徐々に状態も落ち着きつつあります。
大分気候も涼しくなってきました。猫の患者さんが増える季節です。
なかでも尿路閉塞は数日で死に至る怖い病気です。
通常尿路閉塞に至る前には膀胱炎によりトイレの回数が増えることが多いので、これからの季節、とくに雄猫のトイレの様子には常に気にかけてあげてください。
[ テーマ: 病院 ]
2011年10月12日07:37:17
長年皮膚や耳の治療のため通院していただき、去年癌で亡くなった犬の飼い主様が1年ぶりに新しい子犬を連れて来院してくれました。
獣医師として本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいになる瞬間です。
微力ながらも、新しい生活をしっかり応援していければと思います。
[ テーマ: 病院 ]
2011年10月9日10:33:00
帝王切開で生まれたばかりの子犬たちです。
お母さんは7歳で初産のF.ブル。
お父さんはシーズー。
交配日は不明。
という悪条件での帝王切開となりましたが、6匹とも無事元気に取り上げることができて一安心。
Mix犬についてはあまり賛成はできませんが、どんなふうに成長してくれるのか楽しみですね。
[ テーマ: 日記 ]
2011年10月8日07:41:01
奥さんの実家で飼っていたゴールデンレトリバーの『ラブ』が一昨日の朝亡くなりました。
1か月前から咳をしていて、少し元気もなくなってきたので胸のⅩ線検査をしてみたところ肺全体に腫瘍らしき陰影が広がっていました。
実はこのラブは当院の輸血犬としても活躍してくれていました。
ここ数年は老犬なので輸血をする機会もほとんどありませんでしたが、多くの命を救ってくれました。
ラブの世話を生きがいにしていたお義父さんも心配です。
少し落ち着いたら、当院の新しい供血犬候補となる大型犬をプレゼントしようと計画中です。
[ テーマ: 日記 ]
2011年10月4日16:17:39
今日は退院以来初めての診察日。
手術以来ずっと右足の付け根から足首までギプス固定をしていたのですが、今日ようやく半分にカットしてくれました。
すっかり細くなった自分の右足に驚きつつも、ギプスが取れた時の感動は何とも言えません。
仕事中と外出時などは半分に切ったギプスでの固定が必要ですが、明日からは入浴も可能となるのでかなりすっきりとした気分です。
これからは筋トレ+膝の屈曲運動中心のリハビリを無理しない程度にしっかり頑張ります。
[ テーマ: お知らせ ]
2011年10月3日08:14:28
この度は私の右膝半月板損傷の治療の為、大変ご迷惑おかけしております。
先月21日に関節鏡による半月板縫合手術を無事終え、通常最低2週間入院ということでしたが、主治医のご理解を頂き、27日に退院できました。
皆様には温かいお言葉お頂いたり、なかにはお見舞いにまでお越しいただきありがとうございました。
現在は右足全体をギプス固定・松葉杖の生活を送っております。
今後もリハビリ通院に伴い診察時間を変更させていただくこともあるかと思いますが、よろしくお願いします。
[ テーマ: お知らせ ]
2011年9月19日19:18:46
明日の午後診察から入院の為、院長不在となります。
明後日の手術が終わればいつごろ退院可能かがおおよそ分かると思います。
日頃当院をかかりつけの動物病院としていただいている飼い主様・動物たちには本当にご迷惑おかけします。
申し訳ありません。
ご理解よろしくお願いします。
[ テーマ: 病気 ]
2011年9月18日20:57:58
今朝は早朝6時から病院猫のねむ君から採血し、入院の猫に輸血。
この猫はヘモプラズマ症という感染症により重度の貧血を起こしていました。
この病原体が赤血球に寄生すると、赤血球が破壊され溶血が起こります。
来院時のPCV(血液の濃度)が5%・・・超貧血です・・・それなりに歩くこともできていることに驚きでした。
輸血により元気を取り戻し、自分でフードも食べてくれるようになったのでとりあえず一安心ですが、実はこの猫ちゃんは再発症例です。
(犬のバベシア症と同じで一度感染すると完全に除去することができないとされています。)
以前にも同じ症状で来院され、その時は輸血直前に心肺停止寸前の非常に危険な状態に陥いったものの、なんとか奇跡的に回復してくれました。
ただ残念ながら元気になると来院も途絶えてしまい、投薬も中途半端な状態で終わってしまっていたところの再発・・・説明の仕方が不十分なのが原因なのでしょうか?どうしても動物の場合は病気の重さをご理解していただくことが難しいと感じることが多々あります。
[ テーマ: 病院 ]
2011年9月16日21:30:06
来週からしばらく手術を受け入れることができないことも関係しているのかもしれませんが、今週は当院としては手術の多い日が続いています。
そのうち2件は乳腺腫瘍の摘出手術。
ひとつは以前他院で手術をしたときは良性の乳腺腫瘍でしたが、数年前当院を受診してくれた時には別の乳腺に小さなしこりがありました。
当時から手術を勧めていましたが、飼い主様が悩んでいるうちにこの数か月で一気に数も増え、大きくなりはじめてしまいました。
もうひとつは去年手術をしたときに悪性の乳腺癌と診断されていて、今回で3回目の手術。
乳腺腫瘍は若い時に避妊手術をしておくことで避けることが可能な病気です。
もちろん避妊手術をしなければ必ずなる病気ではありませんが、犬では最も多い腫瘍疾患のひとつです。
手術はかわいそうだと思う飼い主様の気持ちは当然だと思います。
また10歳を超えると麻酔をかけることができないと思っている飼い主様もいらっしゃいます。
高齢であることは一つのリスク要因ではありますが、動物の状態と予想される手術侵襲と手術効果を考え、手術すべきかどうかを考えるようにしています。
今回自分が手術を受けるにあたり、病院から渡される書類の多さ(同意書や問診票など)に驚きつつ、動物病院での手術に対する説明の在り方などについて、あらためて考えることの多い今日この頃です。
[ テーマ: 日記 ]
2011年9月12日22:23:06
今日は時間のかかる手術もあり、ちょっと疲れました。
家に戻ると子供たちがお月さんの話をしていて、寝る前にお月見をしていました。
今日は本当にきれいな満月だなぁと思っていると、今日は『中秋の名月』・・・全然知りませんでした。
中秋の名月だから満月とは限らないようで、満月を迎えるのは5、6年ぶりだそうです。
日中はまだまだ残暑厳しい日が続きますが、季節は一歩づつ秋ですね。