[ テーマ: 日記 ]
2009年7月22日15:44:15
皆さんは日食はご覧になりましたか?
高松は午前9時半頃から太陽が欠けだしていたそうですが、その頃はあいにく厚い雲に覆われていましたね。
診察で時間を忘れていると飼主様から『お日さんが少しでてきて欠けて見えてるよ』と教えて頂き、診察の合間にスタッフや今日から実習に来ている高校生が交代で屋根に上り日食を観察できました。
テレビで皆既日食を見ましたがさすがに凄いですね。
昼間に辺りが真っ暗になっていく様子がなんとも神秘的でした。
[ テーマ: 本 ]
2009年7月21日21:51:07
今月末に国際宇宙ステーション(ISS)への長期滞在から地球に帰還予定の若田さんの本です。
先日若田さんを迎えに行くスペースシャトルが度重なる発射延期を経て無事ISSに到着し、日本の実験棟『きぼう』が完成したとのニュースも報じられていました。
僕は宇宙開発というものに魅力は感じながらも、人類がそこまで手を出しても良いのかということを常に感じています。
この本の最後には技術立国日本として宇宙技術の開発が重要であることや宇宙に行くことで地球人全体が享受できる新しい知見や新技術が得られることなどが目的として書かれていました。
とにかく2003年のコロンビア号のような事故がなく無事帰還してもらい、ISS長期滞在経験からえられたことをたくさん伝えてもらいたいですね。
[ テーマ: 日記 ]
2009年7月20日20:32:00
昨晩は珍しく雨とカミナリが凄かったですね。
我が家では子供たちが怖い怖いと泣いていましたが、動物たちは大丈夫でしたか?
動物は雷の音や光でパニックになることがあります。
特に屋外でつながれている場合は、くさりが体に巻きついたりして怪我してしまったり、首輪が抜けて行方不明になったりすることがありますので、これからの季節は夕立など雲行きが怪しくなるとご注意ください。
今日はあいにくのお天気でしたがのんびりとした休日でした。
85歳になる祖父の誕生日のお祝い。
お母さんが焼いてくれたシフォンケーキに生クリームを塗っています。
結局今週末に4歳の誕生日を迎える娘のお祝いのようになってしまいましたが、祖父にはいつまでも元気でいてもらいたいものです。
[ テーマ: 日記 ]
2009年7月19日20:14:25
今日はめでたくこのブログの1周年です!
日々思うことを書き、それを読んでいただくことで、少しでも安心して受診してもらえるのではないかと思い始めました。
動物病院のブログにしてはあまりお役にたてる情報が少なく申し訳ないのですが...
これからも日々思うことを書いて行きますのでよろしくお願いします。
[ テーマ: 日記 ]
2009年7月18日22:11:51
今日から夏休みなのでしょうか。
普段はお母さんが動物を連れて来院することが多い動物病院も夏休みになると子供たちで賑やかになります。
全国で水の事故が相次いでいるとニュースで報じられていますが、動物の場合はごく稀にですがお風呂で溺れるケースがあります。
部屋が暑いとお風呂場のタイルの上などを好む動物も多いです。
小さな子どもと同様、お風呂にお水を張ったままにしていると思わぬ事故につながる場合もありますのでご注意ください!
[ テーマ: 病気 ]
2009年7月17日15:52:31
ネギ類(タマネギ、ネギ、ニラ、にんにくなど)を食べさせてはいけないことはすでにご存知の飼主様が多いと思います。
その為夕飯の準備時の時間などに病院への問い合わせも多いです。
何故ネギ類を食べさせてはいけないかというと、ネギに含まれる成分が血液中の赤血球膜の酸化的障害を引き起こし、結果とし赤血球が壊れ(溶血といいます)、溶血性貧血が起こります。
この中毒はたくさん食べたから問題というよりは、犬や猫のネギ類に対する感受性が問題となります。
その為ほとんどのケースは問題ないのですが、まれにほんの少量口にしただけでも症状が現れることもあります。摂取後はとくに尿の色が濃くなったり、赤くなったりしていないか注意してください。
溶血がおこると成分が尿中に排泄され、尿の色が濃くなります。
問い合わせに多いのがハンバーグやサンドイッチなどですが、お味噌汁や牛丼の汁、焼肉のたれなども成分が溶け出ているので危険ですから注意してください。
[ テーマ: 病気 ]
2009年7月15日22:39:51
今回紹介する病気は『唾液腺粘液瘤』というものです。
写真は舌下の粘液瘤(ラヌラ)で通称『ガマ腫』とも呼ばれます。
この症例は同側の頸部にも粘液瘤ができていました。
唾液を分泌する唾液腺やその導管が障害を受け、唾液が漏出・蓄積し、肉芽組織に囲まれた状態です。
唾液腺は耳下腺、下顎腺、舌下腺、頬骨腺がありますが、一般的に問題になるのは舌下腺です。
治療方法は ・単に数回吸引するとそのうち貯留しなくなる場合、・写真のようなラヌラの場合はその部分を切開する造窓術、・下顎腺と舌下腺の切除 などがあります。
今回はまだ若いフレンチブルドックでしたので、飼主様と相談して一番再発率が少ない方法である下顎腺と舌下腺の切除をおこないました。
ゆっくりゆっくり下顎腺を丁寧に分離していきます。
時間がたって少し干からびてしまっている写真で分かりにくいのですが、摘出した唾液腺と舌下腺です。
この病気は処置をしたり手術をしてもその後再び溜まってしまう症例も多いです。
幸い僕はまだ経験がありませんが、当院の患者さんの中にも昔手術をしたけどこぶとり爺さんのようになっている子が数頭います。
ということで僕もどちらかというとあまりしたくない手術の1つですが、幸い今のところこの症例は経過も順調です。
[ テーマ: 日記 ]
2009年7月14日22:11:00
ここ数日はすごく暑いですね。
そしてまだ梅雨明けしていないということがちょっと驚きです。
昨日の最高気温が35.4℃。
毎年最高気温が38℃などメチャクチャな日もありますが、だいたいこれくらいの暑さがマックスだと考えれば、まぁ気持ち的に楽な気もします。
ただここ数日は寝不足でつらいです。
というのも連日深夜の1時や3時に時間外診察の電話。
その後なかなか寝付けず、実質睡眠時間が数時間しか取れていない為、この数日は頭がボーっとしています。
夏バテしないよう体調管理に気をつけたいのですが、ちょっとピンチな今日この頃です。
[ テーマ: 病院 ]
2009年7月12日22:10:56
今日は老犬を保護した飼い主様がフィラリア予防のために来院してくれました。
正直フィラリアに感染しているだろうなぁと思いつつ検査をすると結果は陰性、飼い主様にも良かったですねぇと説明していると、せっかくだからとお勧めした血液検査の結果が... 腎臓の数値のひとつクレアチニンが2.7。
幸い吐き気などの臨床症状は全くなく、超音波検査でも腎臓のサイズもほぼ正常。
飼い主様にはあまり良い結果ではないですが、早く見つかったことを前向きに考えていただいて、できれば食事療法と血圧を下げるお薬で治療しましょうと説明。
飼い主様も悪くなる前に分かって良かったと言ってもらえましたし、何よりもこの飼い主様に保護してもらったワンちゃんが幸せだと思います。
もう1件はお尻から出血している40kgの雄のラブラドール。
良く見ると肛門のまわりに1cmほどのしこりが数個確認できます。
針生検をすると細胞はそれほど悪そうでもないので、この場合去勢手術に反応して消失してしまう可能性も高いので、まず去勢手術をお勧めしました。
去勢手術中に奥さんが体の隅々にしこりがないかチェックすると小さなしこりがいくつか確認され、それらも針生検するとそのうちの一つが肥満細胞腫。
小さくても悪性の腫瘍ですから決して良いことはないのですが、飼い主様には早く見つかったことを前向きに考えましょうと説明。
検査結果などが良くないとショックも大きいですが、いずれも早期発見できたことを前向きに考えていただけると、動物たちにとっても幸せな気がします。
[ テーマ: 日記 ]
2009年7月11日22:13:10
今日は中学のときの同級生が来院してくれました。
高校時代にたまたま帰宅途中に会って話した以来だと思うので17.8年振り?
全然変わっていなくて、本当に懐かしくて、嬉しい出来事でした。