[ テーマ: 病気 ]
2009年2月28日21:08:26
昨晩はセミナーに出席しました。テーマは『てんかん』。
『てんかん』とは慢性の脳疾患で、神経細胞の過剰な興奮によって何度も発作が起こることです。
『てんかん』は脳に異常が無く遺伝的な原因による『特発性てんかん』と、中枢神経系の障害が原因でおこる『症候性てんかん』に分かれますが、犬では約6割が特発性で、猫では逆に症候性が多いようです。
今回のセミナーでは普段あまり見ることの無いてんかん発作以外の発作の様子を動画で見ることができたり、大学病院での実際の診察の流れや検査、治療法について、また今後期待できる新しい治療薬など勉強することができて有意義な時間でした。
犬に多い特発性てんかんの場合は、発作が起こっている短時間の間以外は全く問題が無い為、長期間治療をせずに様子を診ている場合もあります。
数ヶ月に一度程度の発作で軽度の場合は治療をせずに様子を診ますが、3ヶ月に2回以上の発作がある場合は治療を開始し、発作を軽減することで、脳へのダメージをできるだけ少なくしていく必要があります。
心当たりのある飼主様は一度ご相談ください。
ところで、今朝は寒かったですね。
高松には珍しく朝霧が出ていました。
写真を撮ったときには大分霧も晴れて来てあまり良く分からないですが....
霧は水蒸気を含んだ大気の温度が下がることで、水蒸気が小さな水粒となって空気に浮かんだ状態だそうです。
[ テーマ: 本 ]
2009年2月27日16:02:04
近々テレビドラマがあるということで、本棚から出してきました。
数年前に表紙の格好よさに惹かれて購入した白洲次郎さんの本です。
奥様の白洲正子さんも本や雑誌で有名ですね。
とにかく戦後の日本のなかで最も格好良い日本人の1人であることは間違いないと思います。
マッカーサーを怒鳴りつけた男、吉田茂の参謀、日本国憲法、通産省設立、ジーンズを初めてはいた日本人など色々なエピソードがありますが、僕はまさに『戦後昭和の坂本竜馬』だと思っています。
今の日本や麻生太郎首相をみると白洲次郎はなんと言うだろうと考えてしまいます。
昨日本屋で文庫本も見つけました。
ドラマなどで興味を持った方は、一度読んでみてはいかがでしょうか?
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月26日22:27:21
今日は3カ月に1度の歯医者の日。
いつも『てらい歯科さん』にお世話になっています。
丁寧に対応していただき、たっぷり1時間かけて歯をきれいにしてもらっています。
僕はありがたいことに歯が痛くなった記憶がありません。
歯科衛生士さん曰く、もともと虫歯になりにくい口腔環境らしく、もう虫歯の心配はほとんどないとのことです。
ただ問題は歯周病です。
虫歯になりにくい人は歯周病菌が増えやすく、歯周病になりやすいそうです。
人も動物も歯は大切ですね。
飼い主様ご自身もぜひ定期的に歯医者さんで歯の手入れをしてもらいつつ、動物たちの歯にも気を付けてあげてください。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月25日20:51:59
今朝のニュースで『平成20年度全国犬猫飼育率調査結果』が発表されていました。
ペットフードメーカーなどで組織するペットフード工業会が行った調査結果だそうです。
飼育世帯数から推計した飼育数は犬1310万、猫1373万匹で、去年より130万匹増加し、犬よりも猫の増加傾向が強いとのことです。
動物でも高齢化が進んでいて7歳以上の割合が50%にも及ぶそうです。
数年前に犬猫の飼育数が15歳未満の子供の数を上回ったとも言われていて、今後動物の価値というものがより高くなっていくことは容易に予想されます。
ただ動物が増えればいいかといえばそうではないと思います。
飼育動物が増えるのと同時に毎年殺処分されていく動物たちも増えていることも忘れてはいけないと思います。
ただかわいいからといって安易に飼い始めて、臭い・うるさいからという理由で処分されていく動物たちもいれば、あまりにも過保護に育てられて、本来の動物らしさを失っているような動物たちもいます。
最近はどのニュースを見てもあまり良いことがありませんね。
動物を飼育するのには当然費用もかかりますし、労力も掛かります。部屋も汚れやすくなります。臭いもします。心配事も増えます。
ただそれらを差し引いても動物たちから与えられる幸せというのはかけがえのないものがあると思います。
これからもできるだけ多くの飼主様がより安心して動物と暮らしていけるように獣医療を通じてお手伝いができればと思います。
[ テーマ: 病気 ]
2009年2月24日21:15:18
『前庭(ぜんてい)』という言葉は飼主様には馴染みがないと思いますが、耳の奥に位置し、眼や頭の位置を安定させたり、平衡感覚を維持する働きのある部分です。
この部分が障害をうけると頭が斜めに傾いたり(斜頚)、眼球が左右にゆれたり(眼振)します。
ひどい場合は突然動物が立ち上がれなくなって、回転し始めたり、何度も嘔吐するため、飼主様は非常に驚かれます。
犬は老犬に多く認められ、脳腫瘍などの中枢性のものでなければ特発性で、数日から1週間かけて徐々に改善することが多いです。
なかには耳が悪くなることで起こる場合もあります。
正確な病態は不明なことも多いのですが、CTやMRIなどの検査が普及することで、今後徐々に解明されていくと思います。
今週は老犬と若齢猫の患者さんでこの症状が見られました。
猫は犬に比べると少なく、比較的若い年齢で見られるようです。
嘔吐、斜頚を主訴に来院されましたが、良く見ると眼振も認められます。
斜頚はまだ少し残っていますが、幸い1日で眼振は治まり、吐き気もなくなりました。
老犬も2日目にはいつもの調子に戻って良かったです。
もしお家の動物がこのような症状になったときは、眼の動きに注意してください。
もし眼球が上下にゆれている場合は、脳疾患の可能性が高いので要注意です。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月24日15:38:38
今日はお昼の手術が突然キャンセル。
ということで、病院の棚の整理のために『無印良品』に行こうと前々から思っていたので、久しぶりに奥さんと二人でゆっくり『ゆめタウン』におでかけしました。
子供がいないだけで別世界です。
ランチはマクドナルドとミスタードーナッツ。
昔は良く食べていましたが、どちらもいつ以来になるのか分からないくらい久しぶりに食べました。たまに食べると美味しいですね。
ミスドではさんざん迷った結果いつものチョコファッション。小さい頃からこればっかりです。
手術のキャンセルのおかげで思わずゆっくりできたお昼でした。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月23日22:58:46
年に何回か読んだ本をブックオフさんに売りに行きます。
月に何度か届くアマゾンからの本がたまってくると、奥さんに嫌がられるので...
今回は40冊くらいで4000円弱になりました。
ちょっとしたお金になるのは嬉しいのですが、ちょっとだけ罪悪感も感じます。
というのも古本屋さんで本を買っても、本の著者にはお金が入りません。
CDやDVDも一緒ですが、自分の好きなアーティストの人にこれからも良いものを提供してもらいたいのであれば、ちゃんとその対価を支払うべきだと思います。
なので僕が最も嫌いなのは、不正ダウンロードや海賊版です。
音楽や公開前の映画などを不正にダウンロードしたり、海賊版を購入して得をした気分になっていてはやっぱり駄目ですよね。
最近は古本屋さんで本を買うことは無いのですが、本だけは置き場に困るので売却しています。
リサイクルと言ってしまえばすごく良いことのように聞こえるのですが、本当にそうなのかなぁと考えてしまいます。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月22日20:59:26
2月22日は猫の鳴き声にちなんで『猫の日』だそうです。
ペット保険会社のデータによる猫の名前ランキングが新聞に発表されていました。
オス部門:1位レオ、2位コタロウ、3位ソラ、4位コテツ、5位マロン・レオン
メス部門:1位モモ、2位サクラ、3位ヒメ、4位メイ、5位ミルク
皆さんどう思われましたか? 我が家の感想は『絶対無いわー』でした。
というのも品種ランキングで1位スコティッシュ、2位アメショーていうのが実際のデータと異なっていますよね。
実際は断然ミックス(多くは日本猫)が多いです。
猫は保護をして飼い始めるケースが犬に比べて多いです。保険に加入している猫が対象なので実際よりも純血種の割合が大きくなると思います。
実際はクロちゃん、シロちゃん、ミーちゃん、チビちゃんが多い気がしますが、どうでしょうか?
2月は1年の中でも猫の病気が多い気がします。
というのも、おしっこの病気や発情期に伴うケンカによる怪我、ウイルス感染による風邪の症状が増えるからです。
今日も耳の付け根の部分が膿んでしまって、大部分の皮膚が脱落した猫が来院されました。
猫のケンカによる傷の特徴として、一度表面的に治ったように見えて、しばらくしてから、ドロッと膿が出てきます。
この季節外に出かける猫(特にオス猫)はご注意ください。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月21日23:28:06
勤務獣医師の頃に担当していた猫の飼い主様、といっても当時まだ小学生の女の子だったのですが、将来の夢が獣医師ということで、開業してからもたまにかわいい年賀状やメールを送ってくれます。
彼女が先日無事志望校の高校に推薦枠で合格!
推薦で進学校に合格できるなんて本当に中学生活をがんばったんだと思います。
僕の中学時代とは大違いです。
獣医師という夢にとらわれず、これからの高校生活でいっぱい色々な経験をする中で、ゆっくり将来の目標を決めていってもらいたいものです。
もう1つ嬉しいこと。
うちの息子(1歳8ヶ月)はあまりおしゃべりが出来ません。
しゃべれる単語は『バァバ』『マー(ごはん))』『あんぱんまん』『おかぁたん』『でんしゃ』の5つだけ。
数ヶ月前から二人になった時にひそかに『お・と・う・さ・ん』となんども話しかけ特訓をしていた成果がようやく先日実り、『おとたん』とそれらしき言葉を喋ってくれました。
[ テーマ: 病院 ]
2009年2月20日21:36:18
今日は寒い一日でした。
2月のこのような天気にしては忙しい一日でした。
今日は『なんとなくおかしい』という症状の患者さんが多かったです。
飼主様のこの『なんとなくおかしい』という感覚は大切で、動物は本当にどこかおかしいはずなんです。
ただ、お家での様子を色々聞かせてもらったり、身体検査をしてもなかなか異常が分からないケースも多いです。病院では元気そうに見えてしまいます。
その状態に至るまでの過程、年齢、病院での様子などを考慮しての判断ですが、このような場合は1日様子を見てもらうことも多いです。とりあえずのお薬はなるべく出さないようにしています。
この対応に対しては、しっかり検査をして原因を追求すべきとか、もしものことがあったらどうするのかなどの意見もあると思いますが....この辺りの判断は、僕自身の経験や勘、飼主様の希望などによるところが大きいです。
もっと高いレベルで病気を見逃さず、より的確な判断が出来るよう1件1件の患者さんを出来るだけ丁寧に診察していくことが大切ですね。