[ テーマ: 病院 ]
2009年3月25日22:37:06
ここ数日は毎日妊娠している猫の避妊手術や問い合わせがあります。
2月の寒い時期に発情期を迎える雌猫が多く、妊娠期間が約2ヶ月であるため3月下旬から4月にかけて出産ラッシュになります。
そのためこの時期になるとお腹が大きくなってきて妊娠していることに気づく場合が多いようです。
手術をすることについてはお腹の仔猫が可哀想という意見も当然あると思います。
しかし生れても世話ができないと予想される場合やノラ猫などの場合はそのまま放置しておくと結果的に増え続けてしまいます。
当院ではノラ猫の場合、なんとか洗濯ネットに入れてきてもらえれば、予約なしでもなるべくお預かりし手術させていただいています。手術費用も割引しています。
外に出かけてしまう避妊していない雌猫や近所の雌猫でお腹が大きくなって心配だという場合は一度ご相談ください。
[ テーマ: 日記 ]
2009年3月24日15:17:52
いやぁ面白かったですね!
やっぱり神様っているんでしょうか?
アメリカを倒して韓国と決勝戦で5度目の対戦だけでも凄いと思いますが、まさか9回2アウトから追いつかれ、そして最後に不調だったイチロー選手が土壇場で決めるなんてどんなドラマや映画も勝てないようなシナリオでしたね。
韓国チームは粘りもさることながらテレビ画面に映るベンチの雰囲気、また最後イチロー選手と真っ向勝負するところなど相手チームとして本当にすばらしかったですね。
あらためて野球というスポーツの面白さ、チーム競技のすばらしさを見せつけられました。
この大会によって日本人選手のレベルの高さも証明されたと思いますから、これから始まるプロ野球も今まで以上に盛り上がっていくといいですね。
個人的にはこの日本チームで松井秀喜選手の活躍が見てみたかったです...
早く怪我から完全復帰して、ヤンキースでがんばって欲しいものです。
[ テーマ: 日記 ]
2009年3月23日21:04:43
今日は奥さんの・・・歳の誕生日です。
僕と1週間しか違わない為、昔からこれといってお祝いをすることはありませんが、昨日は奥さんの実家でお義母さんがケーキを焼いてくれていたのでちょっとしたお祝いができました。
最近読んだ本の受け売りですが、誕生日はお母さんが一番がんばった日。
ということで昨日はお義母さんに・・・年前がんばって奥さんを元気に生んでくれてありがとういう気持ちを込めてプレゼントを渡しました。
ただ、自分の母親にはあらたまってお礼を言うのはさすがに照れくさいですね...
[ テーマ: 日記 ]
2009年3月22日21:08:44
本日の新聞に狂犬病予防についての広告の掲載がありました。
2006年には日本国内でも男性が2名狂犬病ウイルスによって亡くなっていますが、狂犬病ウイルスは幸いなことに現在日本には存在していません。
しかしまたいつ日本にウイルスが入ってくるか分かりません。
狂犬病予防注射は飼い主様の義務ですので必ず接種してあげてください。
集合注射でも動物病院でも費用は変わりませんので、ご都合の良い方で接種してあげてください。
それにしても、広告の子犬はすごくかわいいのですが、首輪の太さと鑑札の大きさがあまりにも不自然ですね。
そろそろこういったものも見直す時期に来ていると思うのですが...
[ テーマ: 病気 ]
2009年3月21日21:37:44
『低血糖症』とは糖尿病による高血糖とは逆の状態で、血糖値が異常に低下し、動けなくなったり、痙攣発作を起こしてしまう危険な状態です。
原因としては糖尿病の治療のためのインスリン接種によるものや膵臓のβ細胞の癌などがありますが、日常診察で良く経験するのは『トイ種低血糖症』と呼ばれるものです。
若齢のトイ犬種は肝臓の発達が遅く(車でたとえるとガソリンタンクが非常に小さい状態)、そのためごはんを食べなかったり、下痢や吐き気などの消化器症状があれば(タンクからガソリンがもれている状態)、他の犬種よりも低血糖に陥りやすいです。
現在人気犬種のチワワ、トイプードルなどは、とくに仔犬の頃に『低血糖』になりやすいので注意が必要です。
今日も昨日ペットショップさんで購入したばかりのチワワの子犬が、家に来てからほとんどごはんを食べず元気が無いとのことで受診されました。
血液検査をすると血糖値が15(正常値:75-150)、さすがにここまで低下すると危険な状態です。
体重が360gしかありませんが、血管内に糖分を投与すると、動きが少し良くなり、今は少しずつ自分でもごはんを食べれるようになりました。
とりあえず一安心ですが、明朝までは注意が必要です。
飼主様も家に来てからずっと元気の無い状態しか見れていなかったので、面会時にしっぽを振っている様子を見て喜んでいただけてよかったです。
特にこれからトイ犬種を飼おうと思っている飼主様は、お店での食欲や便の状態などをしっかり確認してあげてください。
また下痢や吐き気があるときはあまり様子を見すぎないようにご注意ください。
[ テーマ: 日記 ]
2009年3月19日22:03:00
今日は愛媛県の『とべ動物園』に行ってきました。
当院からは高速を使って2時間半くらい。
我が家にとっては久しぶりの遠出です。
息子は初めて香川県の外に出ました。
年齢は僕と同じくらいの象です。
やっぱり実物の迫力はさすがです。
とべ動物園と言えば『ピースくん』
生後2か月ごろの写真です。
まさしく生きたぬいぐるみです。
現在9歳になった『ピースくん』
後姿がたくましかったです。
いつまでも元気でいて欲しいものです。
とべ動物園は昔ながらの動物園ですが、地方都市の動物園としては動物の種類も充実しており、子供だけでなく大人も十分楽しめると思います。
しかも入園料が大人300円。6歳未満のこどもは無料。申し訳なく感じるほど安いです。
普段犬や猫とは触れ合っている子供達にも、同じ地球上にはこれほど多様な生き物がいるということを考えるきっかけになる良い機会だと思いますのでおススメです。
[ テーマ: 病気 ]
2009年3月18日22:00:00
先日手術で摘出した膀胱結石です。
見た目はシュウ酸結石のようでしたが、成分を調べるとストルバイト(リン酸アンモマグネシウム)でした。
今後は食餌管理で再発予防をしていく必要があります。
犬の場合この大きさの結石ができてしまうことは珍しくはないのですが、経験的に猫では珍しい気がします。
飼い主様によるとかなり以前から時々尿に血が混ざる時があったようです。
ストレスかなぁと思っていたそうです。
診察中飼い主様から『ストレスが原因でしょうか?』と聞かれることが良くあります。
引っ越しや家族構成の変化、ホテルに預けていた後の体調不良などはストレスが原因の可能性が強く疑われますが、多くの場合は簡単に『ストレスが原因でしょう』とは言えないものです。
気になる症状が繰り返される場合はあまり様子を見すぎないようご注意ください。
[ テーマ: 病気 ]
2009年3月17日21:10:00
今日は本当に暖かい一日でしたね。一気に春を感じます。
今日は4月から新しいスタッフとして勤務してくれる木村さんとスタッフ皆でランチに出掛けました。
『珈琲哲学』さんのオムライス。
かなりおいしかったです。
はすい動物病院では今のところ『飲みニケーション』がないので、皆との食事会はもっぱら手術が無い日のランチです。
新しい仲間ができることは本当に嬉しいことです。はすい動物病院を選んでもらえたこともありがたいことです。
先日も飼主様からスタッフのことを誉めて頂けたことがありました。嬉しいことです。
4月からは新しいメンバーも加わり、より一層皆様に喜んでもらえる動物病院作りを目指していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
[ テーマ: 日記 ]
2009年3月16日08:07:29
今朝は5時起きでWBCのキューバ戦をテレビ観戦。
このまま行けば勝てそうですね。
我が家のルールの1つに食事中はテレビを見たらいけないというのがあるのですが、朝食の間音を消して付けていると3歳の娘に注意されてしまいました。
ということで、試合内容はあまり詳しくは見れてないのですが、この世界的な不況の影響でスポーツを取り巻く環境がかなり厳しくなっているようなので、サッカーであれ野球であれ、こういう大会がどんどん盛り上がってくれると良いですね。
このまま行くと次韓国戦でしょうか?
日韓戦はいろいろな意味で盛り上がりますし、特にサッカーと野球は実力も拮抗していて見ていて楽しいですよね。
スポーツの力でお互いの関係をより良くする目的で、日本と韓国だけで色々な競技で毎年日韓戦を行って総合得点を争うなどの催しがあっても良いような気がします。
[ テーマ: 病院 ]
2009年3月15日08:29:00
毎年この時期に『狂犬病予防接種』についての新聞の折り込みチラシが入ります。
われわれが協力させてもらっている狂犬病集合注射とは異なるもので、主に岡山県にある動物病院のグループが主催しているものです。
狂犬病予防接種が1000円というものです。
この不況の時代治療や予防はなるべく安く・短時間で済ませたいという飼主様のお気持ちはすごく良く分かりますが、僕なりの考えの中で問題点と思うことを書きたいと思います。
①現在ホームページやダイレクトメール以外で新聞広告や電話帳などに価格を記載して客引き行為を行うことは禁止されています。
②狂犬病の証明書は発行されますが、飼主様自身が保健所に届けをしなければ公的に接種したことにならず、その際別途費用が掛かります。
③希望者に8種混合ワクチンを同時接種するとありますが、狂犬病の使用説明書でも他のワクチンとの同時接種は禁止されています(ワクチンの種類によって1週間から1ヶ月は接種してはいけません)。
④すぐに移動してしまう為、もし接種後しばらくしてアレルギー反応が起こっても十分な対応が受けれない可能性があること。
⑤フィラリア予防薬は事前に感染の有無を検査してから投与したほうが良いこと。
などがあると思います。
ただしメリットとしては、今まで予防についてご存じなかった飼主様がこのチラシで予防のことを知り、予防を行うきっかけになることは良いことだと思います。
動物にとっては予防してもらえないよりは、してもらえたほうが良いですよね。
当院を含め現在の動物病院の多くは、できるだけ多くの病気に対応できるよう設備を充実させようとしています。
しかし、検査・治療技術が向上するにつれ、当然設備に掛かる費用も大きくなっています。
そこでこのような行為が横行してしまい、多くの動物病院が価格競争のような形をとってしまうと、長い眼で見たときに飼主様や動物たちに不利益になるのではないかと思います。
また混合ワクチンやフィラリア予防などは予防行為自体とは別の目的として、動物の体をチェックする良い機会となります。
定期的な予防の機会に、動物病院で日頃の様子などについていろいろと相談していただくことが動物たちの健康管理にとって大きな効果があるものと考えています。