[ テーマ: 日記 ]
2009年2月4日20:31:07
最近の我が家のブームは発芽玄米です。
玄米を発芽させるのは結構手間がかかるのですが、奥さんの実家から玄米を発芽させる機械を頂きました。
一見炊飯器のようですが、その名も電気発芽機『発芽美人』です。
こんな感じになります。
よく見ると緑色をした芽の部分が見えます。
食感は白米よりも硬めですが、おいしいです。
もともと我が家のお米は奥さんの実家で作ったものを頂いているのですが、本当にありがたいことです。
発芽玄米はアミノ酸の一種である『ギャバ』が多く含まれていて、ダイエット効果をはじめ様々な効果があるそうです。
発芽玄米を食べ始めてまだ1週間なので、発芽玄米の効果ではないのですが、僕は去年の10月から10kg近く減量したので、リバウンドしないよう注意します。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月3日22:23:43
今日は節分。
娘が保育所でもらって帰ってきた鬼のお面に塗り絵をして楽しんでいました。
節分と言えば豆まき、太巻き、いわし料理ですが、僕が小さい頃は豆まきしか知りませんでした。
恵方巻などは大学で友人から教えてもらうまで知りませんでしたし、いわし料理もつい数年前まで知りませんでした。
ということで今夜は太巻きといわし料理です。
さすがに黙って一本丸かじりはしませんでした。
子供ができると季節の行事ごとを通して一年の季節の流れを感じることができて良いです。
節分が終わったので今度の休日には娘のお雛様の準備をしなければいけません。
[ テーマ: 病院 ]
2009年2月2日23:27:00
当院は24時間態勢が完備できている動物病院ではありません。
ただ可能な限り時間外対応をさせていただいたりして、飼い主様の不安を少しでも解消できればと考えています。
入院している動物たちの管理についても同様で、深夜ずっと付きっきりで様子を見ていることは体力的にもかなり難しいです。
ただし、入院をしている動物の状態に合わせて、深夜早朝何度も病院に行き、治療を行うこともあります。
一番ショックなのは、朝に亡くなっているケースです。
日頃もし助けてあげられないのであれば、せめて最期は自宅で迎えさせてあげたいと思って診療をしているのですが、かなりリスクの高い夜の緊急手術の場合は、結果的に朝までに亡くなってしまうケースもあります。
獣医師としては正直やれることはやったので仕方ないという気持ちもあるのですが、飼い主様の心情とすれば、なぜ連絡くれなかったのか?ちゃんと管理してくれていたのか?という思いになるのも当然だと思います。
自分の勉強・技術・経験不足も当然のことながら、飼い主様への説明や対応など問題がなかったか十分反省しなければなりません。
ただ、結果的に飼い主様の信頼を裏切ってしまったということは、本当につらいことです。
[ テーマ: 日記 ]
2009年2月1日19:48:00
この写真は若かりし頃のジル君とアニーちゃんです。
2000年5月1日生れのジャージーウーリーの姉弟ですが、ジルは去年の3月に、アニーは今日の午後に亡くなりました。
この1週間、アニーはかなり状態が悪く、奥さんが看病していました。
10歳を目標にしていましたが、それなりに長生きしてくれたので良かったです。
この子達のおかげでウサギの飼主様には、本だけの知識でお話をするのではなく、実際の飼主の立場でお話をさせてもらうことが出来ました。 感謝です。
[ テーマ: 日記 ]
2009年1月31日22:27:00
早いですね。あっという間に1月が終わりです。
年明け早々体調を崩してしまい、家族や飼い主様にもご迷惑をかけてしまいました。
しっかり反省し、適度な運動もしつつ、体調管理には気をつけていきたいものです。
今月は当院にしては手術も多く、バタバタと過ぎた感じです。
新聞やニュースを見ても暗い内容ばかりですが、こういうご時世だからこそ、動物たちに癒されながら、飼い主様には穏やかな生活を送っていただきたいものです。
2月は一般的に動物病院が最も落ち着く一か月なので、時間に余裕があれば、普段できない分野の勉強や、仕事以外でも充実した時間が過ごせればと思います。
[ テーマ: 病気 ]
2009年1月30日23:35:00
肥満細胞はヒスタミンなどの物質を放出することで、炎症反応や免疫反応に関連する働きのある細胞です。けっして肥満の動物に多い細胞ではありません。
この細胞が腫瘍性増殖を起こしたものが肥満細胞腫で、犬ではリンパ腫とともに、発生の多い悪性腫瘍の1つです。
できものに針を刺して細胞を調べる検査(針生検:FNA)で、特徴的な細胞が見られる為、比較的院内での診断が可能な腫瘍であることが大きな特徴です。
一般的に~細胞腫とつくものは良性の腫瘍が多いのですが、肥満細胞腫はほとんどが悪性です。
治療選択肢も外科的切除が可能であれば広範囲の切除、完全切除困難な場合は化学療法や放射線療法になります。
先日も歯石除去の時に、飼主様が『そう言えばこの辺りにしこりが...』と思い出してくれた為、検査をすると肥満細胞腫が強く疑われ、切除できました。
一度目の手術での病理検査では、まず大丈夫だががん細胞が残っている可能性もあるとの答えだった為、再度手術をさせていただき、筋層を含め広範囲の切除をすることで完全切除が出来ました。
数ミリしかないおできのようなものでも肥満細胞腫であることも良くありますので、気になるしこりがあって、針生検などをして調べていないものがあれば、一度相談してください。
[ テーマ: 日記 ]
2009年1月28日21:49:54
たまぁにですが、我が子の行動や言動に驚くことがあります。
3歳の娘は年末に帰省していた姪っ子(6歳)にインターネットのゲームを教えてもらって以来、PCに興味を持ってしまいました。
ゲームと言っても、『おかあさんといっしょ』のサイトの簡単なゲームを楽しむ程度なのですが、最近は仕事終わりの会計処理のときにも、PCを触りたいらしく、とりあえず僕の指示通りマウスを動かして、画面をクリックさせていました。
すると、今日は突然、指示をすると怒り出し、『自分で出来る』と言い出して、ひらがなしかろくに読めないのに、患者様リストをプリントアウトし、データをバックアップして、顧客管理ソフトを閉じ、PCをシャットダウンし、真っ黒の画面向かって『バイバイ!』と言いながら満足そうでした。
黙ってみていたのですが、さすがに驚きました。
何回か同じ作業をすることで覚えてしまったようです。
子供の純粋な記憶力はすごいですね。うらやましいです。
[ テーマ: 日記 ]
2009年1月27日21:22:50
昨日の四国新聞に面白い記事が載っていました。
飼い犬に見つめられると、飼主様の体内で『オキシトシン』というホルモンがより多く分泌されることが分かったそうです。
『オキシトシン』とは分娩時の子宮収縮や乳汁分泌を促すなどの働きのあるホルモンですが、社会行動を調節する神経伝達物質としての働きもあり、人に投与すると、警戒心や恐怖心が減少することが分かっています。
動物の持つ力はまだまだ解明されていないこともたくさんありますが、『アニマルセラピー』などにも応用されているように、今の複雑な人間社会で、僕たちに大きな力を与えてくれると思います。
人が動物に癒される理由の1つが科学的に裏づけられた事は非常に興味深いことです。
[ テーマ: 日記 ]
2009年1月26日21:34:21
昨晩、動物病院が1件も無い『瀬戸内海の豊島』に、東京の獣医系学生4人が訪れ、『動物たちのよろず相談所 』を開き、飼主様の相談に乗ったり、トリミングするなどの活動を取り上げた番組が放送されました。
録画しておいて、お昼の休憩時間に見たのですが、ちょうど今日は小豆島からの患者さんもいらしたので、香川県の獣医師として考えさせられることが多かったです。
僕が子供の頃に比べると高松でも動物病院の数はかなり増えましたが、山間部や島などでは獣医師は不足しています。
医療と同様、都市部に集中する傾向があります。
地域の先生方と協力して、夜間診療体制や動物病院のない地域への獣医療の提供など、将来的に香川県内で広めていけるようになれば良いですね。