[ テーマ: 日記 ]
2008年12月8日08:00:00
待ちに待った自転車がようやく完成。
City Cycles さんにお世話になりました。
ラレーというメーカーの自転車です。
実は春に自転車がほしくなって、City Cyclesさんにお邪魔したのですが、自転車は秋に新モデルが発表されるため、春にはもうメーカー在庫も無い状況でしたので、半年以上待ってようやく手に入りました。
ネット上では購入可能なのですが、やっぱり近くの自転車屋さんから購入した方がアフターケアが安心です。
あいにくここ数日の寒さでは自転車に乗る気分も軽減してしまいますが、これから天気が良い日は、なるべく車ではなく、積極的に自転車で出かけようと思います。
[ テーマ: 病院 ]
2008年12月7日08:46:36
昨晩はポメラニアンの帝王切開がありました。
2頭のうち、残念ながら1頭はお腹から腸が脱出している状態でした。
何とか1頭は無事に取り上げることができてホッとしました。
無事元気に育ってくれると嬉しいですね。
[ テーマ: 病院 ]
2008年12月5日22:43:11
今日は玉藻中学校の生徒さんが職場体験実習に来てくれました。
今回は一人での実習だったので、緊張したと思いますが、元気にがんばってくれました。
院内の掃除をしてもらったり、診察の様子や手術を見学してもらいました。
実際の動物病院での仕事を体験することで、少しでも将来の目標を決めるのに役立ってもらえたら嬉しいです。
[ テーマ: 日記 ]
2008年12月4日21:49:00
今日は天気も良く暖かかったので我が家恒例の屋島水族館に行きました。
ただ、昨日から体重250グラムしかないポメラニアンの子犬を預かっているので、給餌の合間をぬってのお出かけでした。
娘はアシカさんと握手させてもらえました。
息子もこわごわお顔にタッチしました。
今日はこの他に、カワウソに餌をあげさせてもらったり、イルカにも触らせてもらえました。
僕は初めてイルカに触れて少し感動しました。ゴムみたいな感触でした。
僕の自慢は、昔中国でパンダに触ったことがあります。
間近でみるとパンダはかわいいというより、毛並みも目つきもクマそのものでした。
今日はスタッフの方とも、イルカやアシカの病気のことなどいろいろお話ができてすごく楽しかったです。
[ テーマ: 病院 ]
2008年12月3日23:00:00
先日犬の腫瘍疾患5819例の疫学的分析の報告がありました。
日本国内でこれほど多い症例数に基づく報告は珍しく興味深いものでした。
腫瘍の発生頻度の高かった犬種は、ゴールデンレトリバー、シェルティ、マルチーズ、シーズーでした。
特に8歳以上で上記の犬種の飼主様は、定期的な健康診断をお勧めします。
次に注目すべきは雌犬にしか発生しない乳腺腫瘍の割合が、雄雌合わせた全腫瘍の25%、雌の全腫瘍の40%も占めることです。
乳腺腫瘍は2回目の発情までに避妊手術を行うことで、ほぼ100%予防可能であることが証明されています。
これほど発生率の高い腫瘍を予防できるというメリットは大きいので、将来出産予定の無い雌犬の飼主様に対して、当院では何度も避妊手術のお話をさせていただいています。
転院されてこられた飼主様の中にはこの事実をご存じない方も多くいらっしゃいます。
興味のある飼主様は是非一度ご相談ください。
避妊手術についてはホームページに詳しく載せていますので参考にしてください。
[ テーマ: 本 ]
2008年12月2日23:00:00
1987年以降、最も流行が早かった昨シーズンに次ぐペースで、今年のインフルエンザの患者数が急増しているそうです。
皆さんインフルエンザワクチンはもう接種しましたか?
ワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、感染後の症状の悪化を防ぐ効果はあります。
僕が小さい頃は、学校で皆注射してもらっていたのに、気がつくと無くなっていました。
1994年に予防接種法が改正され、中止されたようです。
きっかけはワクチンの効果について否定的な説を唱える人たちの意見が尊重されたためですが、結果として日本国内のインフルエンザ感染者は増加し、乳幼児やお年寄りを中心に死亡者数も増加してしまったようです。
近年ではインフルエンザ治療薬のタミフルの副作用や新型インフルエンザの恐怖ばかりを報道するなど、 皆の不安をあおるような報道が目に付きますが、そもそもインフルエンザってどんなものかを知るのにお勧めの本があります。
河岡先生の『インフルエンザ危機』という本です。
1年位前かもしれませんが、TV番組『情熱大陸』でも紹介された先生なのでご存知の方も多いかもしれません。
ウイルス研究において世界を代表する研究者である獣医師です。
最も身近で最も怖い感染症でもあるインフルエンザについて、ウイルス研究事情も含め、分かりやすく書かれていますので、興味のある方は是非1度読んでみてください。
[ テーマ: 病院 ]
2008年12月1日23:13:50
歯石除去キャンペーンということもあり、最近は歯石処置が増えています。
今日は根尖周囲膿瘍のダックスの処置がありました。
根尖周囲膿瘍とは歯の根っこの部分が感染し、眼の下の部分が腫れてしまう状態です。
原因となっている歯を抜く必要があります。
歯の処置には全身麻酔が必要なため、動物への負担を心配されている飼い主様も多いと思います。
麻酔管理はかなり安全になっていますので、高齢動物でも基礎疾患がなければ、それほどリスクが高いという訳でもありません。
以前から口の汚れや臭いが気になっている飼い主様は一度ご相談ください。
[ テーマ: 病院 ]
2008年11月30日21:42:22
11月も終わりです。もうだいぶん寒くなりましたね。
ところで皆さんフィラリアの予防はお忘れではないでしょうか?
すっかり寒くなってさすがに蚊は見なくなりましたが、月末であれば11月末まで、月初めであれば12月までしっかり飲ませてあげてくださいね。
フィラリアの予防薬は、飲ませてから1ヶ月間有効なお薬ではありません。
前回飲ませた後から今回飲ませるまでの間に、もしフィラリアに感染していたら、その虫が成長する前に殺すお薬です。
今年最後の投薬は非常に大切なので、既にお持ちの方は忘れずに飲ませて頂いて、まだ取りに来られていない飼い主様は、なるべく早めに取りに来てあげてください。
先日も慢性フィラリア症の犬が受診しました。
症状は咳でしたが、室内犬ということでずっと予防していませんでした。
飼い主様もショックだったと思います。
高松はまだまだフィラリアの多い地域です。
防げる病気なのでしっかり予防してあげてくださいね。
[ テーマ: 本 ]
2008年11月29日23:48:06
『死ぬ瞬間』というちょっと重いタイトルの本です。
死期を宣告された多くの患者さんへのインタビューを通じて、人がいかに死を受け止めていくかということがかかれています。
40年近く前に書かれた本なので、医療の背景が異なることや、アメリカが舞台なので、多くの患者さんはキリスト教徒ですから、死に対する考え方が日本人とは異なる点がありますが、非常に興味深く、時代を超えて指示されている本のようです。
以前紹介した寄藤文平さんの『死にカタログ』のなかで紹介されていたので読んでみました。
人は死を宣告されると多くの場合、①否認と孤立 ②怒り ③取引 ④抑鬱 ⑤受容 の段階を通じて死を受け入れるようです。
誰にでも必ず起こる死という問題を一度ゆっくり考えるのに適した本だと思いますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
[ テーマ: 病院 ]
2008年11月28日23:00:00
昨日からの雨のせいもあり、今日は一段と寒く感じます。
冬に多い病気の代表例としては、猫の下部尿路疾患(FLUTD)があります。
最近は市販フードにもFLUTD対応などと表記されているフードも多いためご存知の方も多いと思います。
FLUTDとは排尿困難、頻尿、血尿などの症状しめしますが、病気としては特発性膀胱炎、尿石症、尿道栓子、尿路感染などが含まれます。
冬に多い原因としては猫はもともと渇感に対する感度が低い為、あまりお水を飲みませんが、冬になるとさらに飲水量が減少してしまう為だといわれています。
そのため、ドライフードよりもパウチ製品や缶詰のほうが食餌からの水分補給ができ予防につながるとのデータもあります。
初期の症状は頻尿だと思います。
いつもよりトイレに行く回数が増えているにもかかわらず、1回の尿量が少ない場合などは早めにご相談ください。