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2011年10月12日07:37:17
長年皮膚や耳の治療のため通院していただき、去年癌で亡くなった犬の飼い主様が1年ぶりに新しい子犬を連れて来院してくれました。
獣医師として本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいになる瞬間です。
微力ながらも、新しい生活をしっかり応援していければと思います。
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2011年10月9日10:33:00
帝王切開で生まれたばかりの子犬たちです。
お母さんは7歳で初産のF.ブル。
お父さんはシーズー。
交配日は不明。
という悪条件での帝王切開となりましたが、6匹とも無事元気に取り上げることができて一安心。
Mix犬についてはあまり賛成はできませんが、どんなふうに成長してくれるのか楽しみですね。
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2011年9月16日21:30:06
来週からしばらく手術を受け入れることができないことも関係しているのかもしれませんが、今週は当院としては手術の多い日が続いています。
そのうち2件は乳腺腫瘍の摘出手術。
ひとつは以前他院で手術をしたときは良性の乳腺腫瘍でしたが、数年前当院を受診してくれた時には別の乳腺に小さなしこりがありました。
当時から手術を勧めていましたが、飼い主様が悩んでいるうちにこの数か月で一気に数も増え、大きくなりはじめてしまいました。
もうひとつは去年手術をしたときに悪性の乳腺癌と診断されていて、今回で3回目の手術。
乳腺腫瘍は若い時に避妊手術をしておくことで避けることが可能な病気です。
もちろん避妊手術をしなければ必ずなる病気ではありませんが、犬では最も多い腫瘍疾患のひとつです。
手術はかわいそうだと思う飼い主様の気持ちは当然だと思います。
また10歳を超えると麻酔をかけることができないと思っている飼い主様もいらっしゃいます。
高齢であることは一つのリスク要因ではありますが、動物の状態と予想される手術侵襲と手術効果を考え、手術すべきかどうかを考えるようにしています。
今回自分が手術を受けるにあたり、病院から渡される書類の多さ(同意書や問診票など)に驚きつつ、動物病院での手術に対する説明の在り方などについて、あらためて考えることの多い今日この頃です。
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2011年9月6日08:14:00
台風も過ぎ、今朝はさわやかな朝です。
涼しくて気持ちが良いですね。
もう少し残暑を感じる日々も続くかと思いますが、いよいよ季節は秋。
夏の暑過ぎる頃はお出かけを控えていた方も、犬を連れてお出かけする機会が増えてくると思います。
そこで注意していただきたいのがマダニです。
秋はマダニが最も付きやすい季節と言われています。
そして最も怖いのがバベシア症という感染症を媒介することです。
四国はバベシア症が非常に多い地域です。
バベシア症は死に至る危険性もある恐ろしい病気です。
僕は現在、この地域で最も怖い感染症がバベシア症だと感じています。
予防手段としては、
ノミ・ダニ予防薬を定期的に投与することと、
不用意に草むらに入れないこと、
散歩の後にはブラッシングなどをしながら毛に付着した虫をチェックすること
などがありますが、マダニから犬を100%守る方法はありません。
(まったく外に出さなければ別ですが・・・)
とは言え病気を怖がり過ぎず、できる予防をしっかりとしてあげながら、動物とのお出かけを楽しんでください!
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2011年8月9日07:56:28
数日前に夏休みの自由研究でインタビューの依頼があり、昨日の夕方小学生の女の子がお母さんと一緒に来院してくれました。
『どうして獣医師になったの?』 『どんな動物が来院するの?』 『どんな病気があるの?』 『獣医師の仕事で大変なことは?』 『獣医師の仕事でうれしいことは?』などいくつかの質問をしてくれました。
ちゃんと答えなければと思えば思うほど、小学生相手に難しいことを話してしまったような気がして大反省。
しかも診察が混雑してきてしまったので、後はスタッフに任せて中途半端に終わってしまいました。
今はインターネットがあるので、自由研究ってやろうと思えばすごく簡単にできそうですが、こうやって直接人に会って話を聞いてみようとすることはすごく良いことだと思います。
本当に役に立てたのでしょうか?・・・心配です。
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2011年8月5日20:15:49
待合室にはいくつか商品を陳列させてもらっています。
ご自由にお持ち帰りいただけるフードサンプルやパンフレットの他に費用を明記した商品も置かせてもらっています。
分かりにくいことが原因なのかもしれませんが、きわめて稀に商品が無くなっていることがあります。
今日はデンタルグッズがすべて無くなっていることにスタッフが気付きました。
『サンプルと間違えて持って帰ってしまったのかなぁ』と思いたいのですが、正直すごく気持ちがへこみます。
ネガティブなことは忘れてしまうことが一番なんですが、治療費の不払いと商品の持ち帰りなどは精神的にかなりショックです。
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2011年7月17日07:52:36
暑い中4組のご家族に参加していただけました。
僕は子供の送り迎えがあり遅れて参加。
飼い主様のお話によると、子犬同士をゆっくり遊ばせる環境は意外と少ないようです。
短い時間ですが、こういう機会をぜひ活用していただければと思います。
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2011年7月12日07:59:46
今月前半は出産予定の患者さんが多かったです。
交配日が分かっている場合は、60日から64日後を予定日としています。
(早い場合は58日目くらいで生まれることもあります)
先日5頭出産したプードルの場合は65日を過ぎても陣痛がこなくて、お腹の中の赤ちゃんのうち数頭の心拍が120回/分とかなり遅くなっていたので危険な状態でした。
(通常は200回/分以上あります。)
妊娠後期に頭数確認のために行ったⅩ線検査で、1頭異常に小さい骨格の赤ちゃんを確認していたため、強く帝王切開を勧めましたが、飼い主様はもう1日だけ様子を見てみることを希望されました。
その後無事自宅で出産が始まりましたが、途中なかなか生まれず、1頭は早朝5時に病院の診察台で出産、やはり1頭は異常に小さく出産後しばらくして亡くなってしまいましたが、4頭は元気にすくすく成長してくれていて、先日尻尾を切りに来てくれました。
(断尾は何回やっても嫌なものですが・・・)
犬は安産の神様といわれていますが、当院での出産はほとんどがチワワ、プードル、ダックスと小型犬ばかりです。その為、難産になるケースも多いです。
当院では避妊手術を推奨していますが、出産もまた素晴らしいものです。
ただ、飼い主様が不在がちな飼育環境や出産に関する最低限の知識も持たずにただかわいいから、子供が産ませたいと言ったからという考えでの出産には賛成できません。
日本における人の出産に比べると動物の出産にはリスクはつきものですので、これから動物の出産を計画している飼い主様はしっかりと検討していただき、わからないことがあれば動物病院にご相談ください。
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2011年7月5日19:50:07
ずっと前から少しグラグラしていたのですが・・・
外からドアが開かなくなってしまいました。
急いで管理会社に連絡をすると、ありがたいことに20分ほどで来てくれました。
ササッと修理完了!
5年経つと所どころ不具合も出始めるのかもしれません。
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2011年7月2日19:20:04
先日診察終了直後に来院された患者さん。
夕方のお散歩中に釣り針が引っかかってしまったとのことです。
小さい釣り針が刺さっています。
釣り針は『かえし』がついているので、引っ張れば引っ張るほど食い込んでしまい、簡単には外れません。動物も痛いですしね。
一般的な処置としては、ちゃんと痛みを感じないように麻酔をしてから、針を進めるようにして取り外します。
糸の付いた釣り針を飲んでしまったり、食道に引っかかったりすれば大変です。
河口付近や海岸近くがお散歩コースの飼い主様は十分気を付けてください。