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2010年6月21日21:48:53
お知らせです。
親族に不幸があり、明日の午後の診察時間を17時30分までとさせて頂きます。
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
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2010年6月6日20:59:29
今月に入って病院は少し落ち着いた日が続いていましたが、今日はフィラリア予防の駆け込みといった感じで忙しい一日でした。
予防中心の診察の中において、今日は病態の異なるフィラリア症の患者さんが2件。
1件は咳が続いて食欲が落ちてきたことを主訴に来院。
検査をすると慢性のフィラリア症がかなり進行した状態で心臓も巨大になり、肺にも病変を認めます。
心臓はそれほど長くは持たないかもしれませんが、なんとか内科治療に反応して少しでも元気になってくれればと思います。
もう1件は数日前からおしっこの色が赤く、元気食欲もなくなっている状態。
粘膜の色は真っ白で、心雑音でも特徴的な音を聴取。
超音波検査をすると心臓の中にだんご状に絡まったように映るフィラリア。
この状態は急性のフィラリア症(通称:ベナケバ)です。
頸静脈から心臓内に鉗子などを挿入し、フィラリアを直接摘出するしか助けてあげる方法はありません。
今回の患者さんは血液の状態や一般状態が悪すぎた為、飼主様と相談した結果、手術をせずに自宅で看取ることとなりました。
最近は小型犬種の室内飼育のケースが多いため、飼主様の中にはフィラリア症を他人事のように話される方もいます。
確かに感染率の話になると飼育環境によって大きな差があると思いますが、どちらにしてもフィラリアはこの地域ではまだまだ身近に感染する可能性のある病気で、月に一度のお薬でしっかり予防できる病気です。
今年の予防は遅くとも今週中には始めてあげてくださいね。
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2010年6月5日15:42:00
今日も暑いですね。
気温は30℃を超えています。熱中症にご注意ください!
昨日のお昼の時間には、ドッグランで遊ばせていて体調が悪くなったワンちゃんが受診しました。
この暑さの中、ワンちゃんを散歩させている人をたまに見かけますが、僕は虐待に近い行為だと思っています。
動物に限らず、ヒトの赤ちゃんでも車内での事故は絶えないですね。
これからの暑い日はお家の中や日陰でのんびりとさせてあげてください。
お散歩は朝5~6時ごろがおすすめです。
せっかくですから朝の苦手な飼主様も早起き・早寝の生活スタイルにしてみてはいかがですか?
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2010年6月4日15:48:59
本日6月4日は『はすい動物病院』の誕生日です。
早いもので4周年を迎えました。
ということで、今日は手術の予定を入れずスタッフ皆でお祝いランチに出かけました。 (昨日で無事1ヶ月を迎えた息子は母に託して・・・)
奥さんが選んだ『サンマルク』 。
久々の外出&外食に加え、授乳中の奥さんはものすごい食欲で美味しい焼きたてパンを食べまくっていました。
本当にこの4年間はあっという間に過ぎました。
まだまだ動物病院として十分なサービスが提供できていないところもたくさんあり、反省しなければいけないことだらけですが、多くの方々に支えられていることに感謝、感謝です。
これからも宜しくお願いします。
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2010年5月31日22:10:22
一般的な動物病院にとって1年で最も忙しい月となる5月も無事終了・・・
今年は奥さんの出産もあり、どうなることかと不安でした。
動物たちや飼主様にご迷惑をおかけしつつも、スタッフ・家族の手助けのおかげでなんとか無事乗り切ることが出来ました。
感謝、感謝です。
話は変わりますが、栃木県の25歳のわんちゃんの記事がありました。
20歳くらいまでのワンちゃんはたまーに見かけしますが、さすがに25歳は凄いですね。
驚くことに、3年前の22歳のときに車の下敷きになり怪我までしたそうです。
かかりつけの獣医師もたいへんですね。
みんな『プースケちゃん』のように元気に長生きして欲しいものです。
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2010年5月25日22:58:36
『カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症』という聴き慣れない感染症についての記事がありました。
聞きなれないというよりも初耳・・・獣医師として恥ずかしい限りです・・・
犬や猫の口腔内に常在する細菌で咬傷や引っかき傷から感染し、免疫力の弱い方などで最悪の場合死亡することもあるそうです。 詳しくはこちら
やはり動物との過度の接触は危険です。
小さいお子さんやご高齢の方、ご病気のある方などはご注意ください。
僕たち獣医師が一番気をつけないといけないのですが・・・
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2010年5月24日22:45:29
いよいよ5月もあと1週間。
ということでフィラリアの予防薬を飲ませる時期になりました。(飼育環境によっては4月末から飲ませていただいている方もいらっしゃると思いますが・・・)
先週だけでも検査でフィラリア陽性が何件かあったり、すでに腹水がたまってしまっていたりと、まだまだこの地域はフィラリアが多いようです。
逆に開院当初フィラリア陽性だったワンちゃんがしっかり予防を続けることで今年の検査で陰性になっていたりして嬉しいこともあります。
飼い主様もお忙しいと思いますが、遅くとも6月上旬には今年最初のお薬を与えて頂きたいので、是非検査に連れてきてあげてください。
ちなみにいつも診察のときに説明していることなのですが、フィラリアのお薬を飲ませると蚊に刺されなくなるわけではありません。
フィラリアに感染するかどうか(=フィラリアに感染している蚊に刺されてしまうかどうか)は運の問題。
フィラリアの予防薬は毎月一度感染したかもしれないフィラリアの子虫を駆虫するものです。
ということで、フィラリアの予防期間は蚊の活動期間よりも1ヶ月遅れになるため、1年の最後のお薬が寒い11月末になってしまいます。
例年11月末の投薬をうっかり忘れてしまう方もいらっしゃいますので、是非ご注意ください!
ちなみに近年猫のフィラリア予防についても勧められています。
特に外に遊びに行く猫ちゃんを飼われている場合は、ノミ予防と一緒になったフィラリア予防薬をお勧めしますので、一度ご相談ください。
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2010年5月19日15:37:00
今年のノミ予防のポスターは面白いものが多いです。
お薬の効果を武装で表しています。
ちなみに市販のお薬が左で、病院専用のお薬が右側。
ふんどし姿の柴犬が何ともかわいいです。
お外に行かない猫にもノミ予防はお勧めしています。
その原因としては荷物や飼主様自身などにくっ付いて持ち込まれる場合もあるので注意しましょう!
動物病院で購入していただいたフロントラインの売上の一部が飼主がいない犬や猫の保護に役立てられているそうです。
素敵な取り組みだと思います。
当院ではノミ・ダニ予防薬を3本以上まとめて購入していただくと10%offとさせて頂いています。
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2010年5月12日12:23:00
昨晩は猫伝染性腹膜炎(FIP)についての勉強会がありました。
当院でも年に数頭発症する非常につらい病気で、連休前にも1例感染が強く疑われる猫ちゃんがいました。
以前このブログでも書きましたが、FIPは猫コロナウイルスの感染によって起こる病気です。
最初に感染する猫腸コロナウイルスにはFIPの起病性は無いのですが、このウイルスが体内で分裂・増殖している間にまれに起病性のある猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異してしまい、さらにそのウイルスに免疫力が負けてしまい発症した場合にFIPとなってしまいます。
現在確定診断する方法は無く治療法もないため、飼主様にとっても、獣医師にとっても非常につらい病気の一つです。
当院でも雑種猫よりもなぜか純血種の仔猫に多く発症するなぁと思っていたのですが、データ上でもその傾向があるらしく、繁殖過程や仔猫のときの環境に大きな原因があるようです。
昔に比べると純血種の猫ちゃんが増えていますが、そのマイナスの面があるのも確かで難しい問題ですね。
今日は予定していた手術が突然のキャンセル。
せっかくなので溜まっている事務仕事を片付けたいところですが、赤ちゃんと一緒に昼寝をしてしまうかも・・・
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2010年5月4日20:20:06
今年のゴールデンウィークは天候にも恵まれ、観光地はどこも賑わっているようですね。
天気が良いのはいいのですが、暑すぎ!!!
この連休はもっぱら子供たちの相手をするのがほとんどの仕事となっているのですが、日中は外で少し遊ぶだけでどっと疲れます。
子供は元気に遊び続けようとしますが、4月が異常に涼しかっただけにちょっとこの暑さはこたえますね。
動物たちも一緒だと思います。飼主様と一緒だと嬉しくておおはしゃぎだと思いますが、くれぐれも熱中症には気をつけてあげてください。