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2009年6月5日21:58:11
今日のお昼に病院の前にダンボールが...嫌な予感... 開けてみると中にはかわいい仔猫が...
どういう事情があるのか分かりませんが、動物病院ならなんとかしてもらえるだろうと黙って放置していく人に対して強い憤りを感じます。
相談していただければ、健康状態を確認して一緒に里親さんを探すお手伝いをさせていただくなど動物病院としてご協力できることはあると思います。
しかし、ご自身はただ病院の前に放置して後はよろしくという無責任極まりない行為にスタッフ一同ショックです。
でも...
この仔には何も罪はありません。
とてもかわいい生後2~3ヶ月の女の子です。
ごはんも良く食べて元気です。
今日はまずノミ予防と念のためお腹の寄生虫を駆虫する薬を内服。
ウィルス検査やワクチン接種はまた後日行います。
どなたか里親さんになって頂けるかたがいらっしゃいましたらご連絡よろしくお願いします。
しばらく様子を見て体調がよければ一般の入院室に移動して、面会通路からいつでもご覧頂けるようにしますので、ぜひ興味のある方は病院にお越しください。
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2009年6月4日19:50:00
今日6月4日は開院3周年。
スタッフ皆でちょっとしたお祝いをしました。
病院のマーク入りのお誕生日ケーキです。
当院はまだまだ小規模な動物病院ですが、皆様によりお役に立てる動物病院になれるようスタッフ一同これからもがんばっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします!
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2009年6月3日22:37:53
今日は少し雨が降ってくれたおかげで少し涼しくて気持ちの良い一日でした。
午後からかなり忙しくなりましたが、スタッフの皆も遅くまでがんばってくれました。
3年前の今日はすい動物病院の『内覧会』が行われた日。明日4日が開院。
ものすごく緊張しながら、出来立てほやほやの動物病院を皆さんにご紹介させていただいたのがついこの間のようです。
毎年この日にお手紙を送っていただく飼い主様もいらっしゃいます。感謝です。
明日はスタッフ皆でお祝いです。
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2009年5月29日20:34:34
休み明けの5月末ということもあってさすがに忙しい一日でした。
今日何よりも嬉しかったのは先日子宮蓄膿症からDICという状態になってしまった患者さんが元気になってくれたことです。
相当厳しい状態でしたがホッとしました。
すごい偶然ですが、今夜はこれから東大の先生の『DIC』についての勉強会に出席です。
DIC?って皆さん思うかもしれませんが、また今度まとめて紹介したいと思います。
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2009年5月23日19:49:32
今日の午後1番の患者さんはわざわざ愛媛県から来てくれた高齢のウサギ。
なんと15歳 !!!
当院の患者さんでは11歳半のウサギが最高齢ですが、大幅の記録更新。
その飼主様のお知り合いにはなんと16歳のウサギもいるそうです。
ぼくのウサギに対する概念が覆されました。
肝心の診察のほうはわざわざ遠方からお越しいただいたにもかかわらずお話をさせていただいただけになってしまいました。
今日はさすがに忙しい一日でした。
今夜は昔の友人と飲み会です。
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2009年5月22日15:34:51
来月開院して3年になる為、今日のお昼に設備関係を施工していただいた会社の方にエアコンの汚れ具合をチェックしてもらいました。
動物病院のエアコンは動物の毛などを多く吸い込んでしまう為、特に受付上にあるかなり大きなはめ込み式のエアコンの汚れが心配でした。
見てもらうと、意外なほど綺麗とのこと。
これなら本格的な洗浄はしばらく先で大丈夫だそうです。
スタッフの皆がしょっちゅうエアコンのフィルターを掃除してくれている賜物です。
スタッフの皆に感謝です。
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2009年5月16日20:00:00
今日は5月中旬の土曜日。
動物病院ではフィラリア予防のため1年で一番忙しくなる時期の土曜日。
朝から『今日はすっごく忙しくなるのでがんばろう!』とスタッフに話をしたにもかかわらず、それなりの忙しさで終わってしまいました。
今週中ごろから下の息子が風邪で保育所をお休み中のため、空いた時間に奥さんが様子を見に帰ることもできたので、これはこれで良かったです。
今夜は遅くまで勉強会です。
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2009年4月28日23:25:00
左側のX線写真は今日避妊手術の予定で来院した猫の横から見た胸部X線です。
少し呼吸が気になったので術前に検査をさせてもらいました。
右側の正常の猫に比べ、真っ白なのが良く分かると思います。
検査の結果、前縦隔型リンパ腫でした。
ウイルス検査を行うと白血病ウイルス陽性です。
この子はまだ1歳にもなっていません。
避妊手術を予定していたくらいですから、一般状態もそれ程悪くありません。
状態が悪化する前に早く病気に気付けたことは不幸中の幸いと言えますが、飼主様にとってのショックは計り知れません。
リンパ腫は動物の悪性腫瘍の中でもっとも抗癌剤の効果が期待できるため、抗癌剤治療を開始しました。
今回の症例で術前検査の大切さを改めて考えさせられました。
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2009年4月26日21:17:43
昨日の午前中が雨の影響もあってこの時期の土曜日にしてはのんびりとしていた為、昨日の午後と今日は肌寒い日でしたが忙しい一日でした。
午後には40kgを超えるラブラドールの子宮蓄膿症の手術。
子宮蓄膿症の手術は良く行う手術ですが、このクラスの体重になるとお腹の脂肪もすごいので手術はやりづらくなります。
やっぱりあまりに太りすぎているといろいろなリスクが増えてしまいますので注意してあげてください。
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2009年4月25日15:38:00
先週の『腎臓病』についての勉強会でぶどうが危険ということを書きましたが、その勉強会で尿比重についての新しい知見を知りました。
『尿比重』とは尿の濃さのことで、腎臓が悪くなると尿が薄くなり、尿比重の値が低くなります。
腎臓の異常を見つけるためには血液検査でBUN(血中尿素窒素)やCRE(クレアチニン)という項目を調べることは一般的ですが、血液で異常が認められたときにはすでに腎臓の大部分の機能が失われてしまっている状態です。
動物において最も早く腎臓の異常に気づくことのできる検査が尿比重の測定であることは分かっていたことですが、日本で一般的に使用されていた人用の尿比重計では誤差が出ることが昨年明らかになったとのこと(知りませんでした)。
すでにアメリカの会社からは犬猫用の尿比重計が販売されていたのですが、皮肉なことに製造元は日本の会社。
ということで今回その会社が日本の獣医師向けに新しくデジタル表示の尿比重計を作ってくれたとのことで早速購入しました。
グッドデザイン賞を受賞した商品らしく、形もかわいく使い勝手も良いです。
中高齢の動物の健康診断には血液検査や胸腹部画像診断だけでなく、尿検査も非常に重要です。
ちなみに当院で尿を取る方法は、超音波診断装置で膀胱内の尿を確認しながら、注射器でお腹の外から針で刺して採尿します。
なるべく午前中に採った尿で検査するのが良いです。
『以前に比べお水を飲む量が増えた』『尿の色が薄くなった気がする』など、心当たりのある飼主様は一度ご相談ください。