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2009年1月4日21:29:24
今日から仕事始め。
4日間休ませてもらっていたので、今日は患者さんが多かったです。
最後のラブラドールは、事故なのか喧嘩なのか、ちょっと脱走して帰ってくると、頭のてっぺんや足先がざっくり切れてしまっていました。
幸い洗浄と縫合で済んで、骨折や内臓などへのダメージも無く良かったです。
昨日は本家に親戚が集まって『おきゃく』があったので、いつもより少しお酒を飲みすぎたせいか、今日はちょっとくしゃみと鼻水でしんどいです。
明日から仕事始めの方も多いと思いますが、正月休みの疲れが出て体調を崩さないよう気を付けてください。
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2008年12月30日21:28:26
今日が今年の仕事納めでした。
今日からお休みの病院が多いのか、かかりつけの病院がお休みなので来院されたという患者さんが多かったです。
不思議と毎年、年末年始に尿が出なくなってしまった猫の来院があります。
今日の猫も無事尿道カテーテルを通すことが出来たので良かったです。
今後は再発しないよう注意していかなくてはいけません。
何はともあれ、多くの方々に支えられて、今年も1年が無事終わろうとしています。
本当に感謝です。
今日と明日で今年1年をしっかり反省し、同時に入院動物の治療もしっかりして、気持ちよく新年を迎えたいものです。
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2008年12月29日23:01:31
よく飼い主様に「この子は何歳くらいまで生きれますか?」と質問されます。
大型犬だと13歳、小型犬だと15歳、猫で16歳くらいだとかなりの高齢だとお話しています。
今まで犬で21歳、猫で22歳というのが僕の経験した患者さんの最高齢です。
先日11歳半のうさぎが来院しました。
正直飼い主様が誕生日を記憶違いしていると思いましたが、間違いないとのことでした。
特別体調が悪いわけではなく、毛づやも若々しかったです。
我が家にも8歳のうさぎがいますが、今年になってかなり年をとったなぁと感じています。ずっと一緒にいた兄妹うさぎが昨年亡くなったのも影響しているかもしれません。
10歳を目標に頑張っていますが、長寿のうさぎさんを見て少し元気がもらえた気がしました。
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2008年12月27日22:00:49
クリスマスプレゼントとして飼い始めたのでしょうか?
この数日は仔犬のワクチンや健康診断、電話での問い合わせが非常に多いです。
学校は冬休みなので、お子さん連れの来院が増えています。
みんな子犬を飼うのが嬉しくってたまらないといった表情です。
僕も小学生の頃、小さい頃から飼っていた犬が死んでしまったのですが(恐らくフィラリア症で)、しばらく犬の居ない生活を送った後、友人宅で生まれた子犬を飼い始めた時は嬉しくって仕方なくて、夜中に何度もダンボールの中の様子を見に行ったことを思い出します。(飼主様には、夜クンクン鳴いても無視するように説明していますが...)
子供たちが動物と素敵な思い出がたくさん作れるように、動物の健康面でのお手伝いが少しでも出来ればと思います。
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2008年12月24日22:32:33
『膿胸(のうきょう)』。字の通り、胸に膿がたまる病気です。
なぜか犬ではほとんど見られず、猫でまれに起こります。
胸腔チューブを設置し、胸腔洗浄と抗菌薬で治療を行いますが、肺に病変が広がっていると、開胸し肺葉切除を行う必要もあります。
今回の猫の場合、呼吸器症状がほとんどなかったためか、他院で1週間別の治療を行っていて、一般状態がかなり悪くなっていました。
うまく治療に反応してお正月はお家で迎えれると最高ですね。
ところで明日はクリスマス。
我が家の目下の問題は、用意したプレゼントが、娘の希望しているアンパンマンのおもちゃと違うことです。
明日朝起きてプレゼントを見た時に喜んでくれると良いのですが...
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2008年12月11日07:10:00
最近猫の腎不全の患者さんが増えています。
腎不全には急性と慢性のものがありますが、猫では年齢とともに徐々に進行していく慢性タイプのものが一般的です。
最も初期の症状の多くは、飲水量と尿量の増加です。
進行すると食欲の低下、嘔吐、体重減少などがみられます。
この病気は治療しても完治するものではないため、早期に病気を見つけてあげて、治療によって少しでも進行を遅らせることがもっとも大切です。
治療は皮下点滴、食事療法(腎臓病食)が中心となります。
投薬が比較的容易な場合は、血管拡張薬や活性炭なども効果があります。
そこで大切になるのは定期的な健康診断です。
幸い腎臓の機能は尿検査、血液検査で評価しやすく、症状が現れる前に検査によって異常を見つけやすい臓器です。
8歳以上の猫や、昔から泌尿器の病気になりやすい猫を飼われている場合は是非一度ご相談ください。
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2008年12月9日07:20:00
昨日はジャンガリアンハムスターの腫瘍切除の手術がありました。
左脇のところに直径1cmくらいのしこりがあります。
ハムスターの手術は、ウサギの手術以上に緊張します。
理由は麻酔管理が難しいことと、ちょっとの出血が命の危険につながるからです。
今回の手術は無事きれいに切除できました。
ただハムスターの場合、当院では摘出した腫瘤について病理組織検査は行っていない為、腫瘤の種類や完全切除できているかどうかの評価はできません。
病理組織検査をしない理由としては、検査費用が高額であることと、検査結果をその後の治療に反映しにくいからです。
手術後は糸を噛んでしまって傷が開かないかどうか心配ですが、無事治ってくれればと思います。
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2008年12月7日08:46:36
昨晩はポメラニアンの帝王切開がありました。
2頭のうち、残念ながら1頭はお腹から腸が脱出している状態でした。
何とか1頭は無事に取り上げることができてホッとしました。
無事元気に育ってくれると嬉しいですね。
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2008年12月5日22:43:11
今日は玉藻中学校の生徒さんが職場体験実習に来てくれました。
今回は一人での実習だったので、緊張したと思いますが、元気にがんばってくれました。
院内の掃除をしてもらったり、診察の様子や手術を見学してもらいました。
実際の動物病院での仕事を体験することで、少しでも将来の目標を決めるのに役立ってもらえたら嬉しいです。
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2008年12月3日23:00:00
先日犬の腫瘍疾患5819例の疫学的分析の報告がありました。
日本国内でこれほど多い症例数に基づく報告は珍しく興味深いものでした。
腫瘍の発生頻度の高かった犬種は、ゴールデンレトリバー、シェルティ、マルチーズ、シーズーでした。
特に8歳以上で上記の犬種の飼主様は、定期的な健康診断をお勧めします。
次に注目すべきは雌犬にしか発生しない乳腺腫瘍の割合が、雄雌合わせた全腫瘍の25%、雌の全腫瘍の40%も占めることです。
乳腺腫瘍は2回目の発情までに避妊手術を行うことで、ほぼ100%予防可能であることが証明されています。
これほど発生率の高い腫瘍を予防できるというメリットは大きいので、将来出産予定の無い雌犬の飼主様に対して、当院では何度も避妊手術のお話をさせていただいています。
転院されてこられた飼主様の中にはこの事実をご存じない方も多くいらっしゃいます。
興味のある飼主様は是非一度ご相談ください。
避妊手術についてはホームページに詳しく載せていますので参考にしてください。