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尿路閉塞

[ テーマ: 病気 ]

2014年10月11日15:20:00

昨日の午前中は保育園に通う末っ子の親子遠足のため、
奥さん不在となり、ご迷惑おかけしました。

昨日は9時前の1番の患者さんと、
19時過ぎの最後の患者さんが
どちらも尿路閉塞の雄猫でした。

 

 

尿路閉塞尿路閉塞

 

 

 

 

 

閉塞を解除後に採取した尿の写真ですが、
しばらく静置しておくと左側のように沈殿します。
右側のようにスライドガラスにのせると、
分かりにくいですがきらきら光ってます。

2頭とも典型的なストルバイト結晶による尿路閉塞でした。

比較的軽症で今朝には高窒素血症も改善したため、
元気に退院していきましたが、
しばらくは点滴通院をして膀胱炎を治療していきます。

長期的には食餌療法が大切になります。

これから寒くなると雄猫の尿路閉塞が急増しますので、
トイレに何度も行っている様子があれば、
念のため動物病院に連れて来て上げて下さい!

 

話は変わりますが、
昨日は我が家の愛犬『ぷー太郎』の1歳の誕生日でした!
と言っても、正確な誕生日も何歳かも分からないので、
捨てられた日を【誕生日】とすることにしました。

 

 

プー太郎

 

 

 

 

 

 

 

子供3人がちょっと大きくなって、
ようやく犬が飼えるかなぁと思っていたら、
たまたま我が家の一員になりました。

僕にとってぷー太郎からもらった一番のプレゼントは、
毎朝子供たちと一緒にする散歩の時間。

僕がジョギングから帰って来て、朝ご飯を終えると、
日によって誰かが一緒に散歩に付き合ってくれます。

きっともう少し子供たちも大きくなったら
面倒くさくなって付き合ってくれなくなると思いますが・・・

 

 


東洋眼虫

[ テーマ: 病気 ]

2014年8月31日08:19:00

東洋眼虫

 

 

 

 

 

 



何度かこのブログでも紹介していますが、この写真は
「東洋眼虫」という、眼の表面にハエによって
産み付けられてしまう寄生虫です。

昨日の猫ちゃんの東洋眼中は、
僕が今まで経験したことのない寄生数でしたので、
思わず写真に残してしまいました。

この夏は例年に比べ東洋眼虫の患者さんが多かったです。

眼の様子がおかしいなぁと思ったら、
瞼の内側を良く見てあげてください。

1~2cmくらいの白くて細い虫がウニョウニョしているかもしれません

 

 


脱肛

[ テーマ: 病気 ]

2014年7月31日08:13:51

お尻の肛門内側の粘膜が出てしまった状態を
脱肛『だっこう』と言います。

子犬や仔猫で下痢がひどい時などに起こりやすいです。

 

 

脱肛

 

 

 

 

 

 



 

写真は先日来院した仔猫の脱肛ですが、
かなりの時間が経過していて、ひどい状態でした。

しかも、兄妹とも同じ状態でした。

普通に圧迫しても戻す事が出来ないので、
少し麻酔をかけて、何とか苦労をして元に戻しました。

 

 

脱肛

 

 

 

 

 

 

 


このままだとすぐに元に戻ってしまうので、
かわいそうですが、肛門を縫合して閉鎖します。

 

 

脱肛

 

 

 

 

 

 

 


この後、何度か脱肛を繰り返したものの、
女の子はほぼ完治しましたが、
男の子は排便後たまに出てきてしまいます。

とくに仔犬や仔猫の飼い主様は、
お尻が赤くなっている場合は、
オリーブオイルなどを使って押し込んでみてください。

軽度な場合は比較的簡単に戻せると思います。

時間が経つにつれひどくなっていきますので、
元に戻せない場合は、
早めに動物病院に連れて来て上げて下さい。


横隔膜ヘルニア

[ テーマ: 病気 ]

2014年7月16日15:44:33

外からぐったりして帰ってきた猫ちゃん。

来院時呼吸が荒く危険な状態。

 

横隔膜ヘルニア

 

 

 

 

 

 

Ⅹ線検査をすると胸が真っ白です。

超音波検査で、胸腔内に肝臓などの
腹腔臓器が確認されたので、『横隔膜ヘルニア』と診断。

横隔膜とは、胸腔と腹腔を隔てる筋肉の膜です。
その膜が破れてしまい、腹腔内の臓器が胸腔内に
入り込んだ状態が横隔膜ヘルニアで非常に危険な状態です。

来院時血圧も下がり非常に危険な状態でしたので、
点滴をし、状態を少し安定させてから翌日手術しました。

開腹すると、横隔膜の右半分がすべて剥がれ落ち、
左半分も真ん中で裂けてしまっていました。

今まで僕が経験した横隔膜ヘルニアの中で
最もひどい状態でした

何とか縫い合わせ、胸腔チューブを設置して手術終了。

術前にひどかった黄疸も、術後はすぐに改善し、
数日の入院で無事退院。

 

 

横隔膜ヘルニア

 

 

 

 

 

 


手術後7日目の健診でも胸部はきれいで
元気食欲も安定して一安心でした

猫を外に出してしまうと
色々な怪我や感染症のリスクが高くなります。

横隔膜ヘルニアも当院では久しぶりでした。

『外に出ちゃうのであれば、避難用にケージ飼育はどうですか?』
と飼い主様にお勧めしましたが、ストレスが心配・・・とのこと。

せっかく助かった命なので、また大怪我しないことを祈ります


東洋眼虫

[ テーマ: 病気 ]

2014年7月5日19:59:24

今日の午後は保育所の行事に奥さんが参加して不在だったため、
少しバタバタとして、申し訳ありませんでした。

その奥さんが午前中診察した柴犬。

眼が開けにくそうとの主訴で来院しました。

 

 

東洋眼虫

 

 

 

 

 

 

写真のように目が真っ赤でかわいそう・・・。

良く見ると瞬膜という膜の内側に
1cm程の白くて細い虫を発見

 

麻酔をかけてしっかり目を洗って確認すると、
6匹寄生していました。



 

東洋眼虫

 

 

 

 

 

 

 

ハエから寄生するものとされていて、
人でも感染例があるようですが、
年に1頭くらい忘れた頃に出会う珍しい寄生虫です。


臍ヘルニア

[ テーマ: 病気 ]

2014年6月21日18:51:18

臍ヘルニア

 

 

 

 

 


分かりにくい写真ですが、
小さな臍ヘルニアがあります。

大型犬では珍しく、小型犬に多いです。

一般的には去勢手術や避妊手術の時に
一緒に整復します。

今回も去勢手術と一緒に。

 

 

臍ヘルニア

 

 

 

 

 

 

ヘルニアの中身はほとんどのケースは
写真のようにお腹の中の脂肪組織が
飛び出た状態になっています。

今回の穴は5ミリ程の小さいもので、
この脂肪組織が血行障害を起こすと痛みが出て
手術が必要になる事があります。

 

 

臍ヘルニア

 

 

ヘルニアの穴を少し大きく切開して、
溶けない糸で縫合しました。

 


モルモットの腫瘍

[ テーマ: 病気 ]

2014年1月21日08:08:09

今年は年明けから1日に数件ペースで手術を行っています。

当院にしては多いペース。

昨日も3件の手術がありましたが、そのうち1件がモルモット。

2年ほど前からかかりつけの動物病院さんで
診察をしてもらっていたものの、手術のリスクを考慮し、
ずっと様子を見ているうちに、最近急に大きくなり、
ついには破れてきてしまいました。

 


モル1

 

 

 

 

 



お股にできた大きな腫瘍です。

スタッフ一同かなり緊張しながらの手術でしたが、

 



モル2

 

 

 

 

 

 

とりあえず無事終了!

麻酔から覚めるとすぐに餌を食べてくれていました。

 


モル3

 

 

 

 

 

 

モルモットやハムスターの手術の場合、
術前検査による状態の把握がほとんどできないので、
いつも無事麻酔から覚めてくれるかどうか心配です・・・。

元気になってくれると良いのですが・・・。

 


子宮の病気

[ テーマ: 病気 ]

2013年11月27日19:33:35

昨日今日と子宮の病気が続きました。

 

子宮

 

 

 

 

 

こちらは昨日手術をした犬の子宮蓄膿症。
体重3.4kgの小さな体なのに、
摘出した子宮は350gもありました。

体調が悪くなって1週間も経過していて、
血液状態も悪かったのですが、
今日は大分元気になってくれています。

 

子宮

 

 

 

 



こちらは対照的に元気食欲もあるものの、
陰部から下り物が出るとのことで受診
した猫です。

子宮蓄膿症ではなく子宮水腫でした。

猫の子宮の病気は犬に比べると珍しいですが、
発情の仕組みなどの面から考えても、
避妊手術をお勧めしています。

今日は他にも乳腺腫瘍や、骨折の手術もあり、
ちょっと疲れました。

 

 


チェリーアイ

[ テーマ: 病気 ]

2013年10月4日07:52:55

今回は猫のチェリーアイの症例。

チェリーアイは第3眼瞼(瞬膜)という膜にある
瞬膜腺が反転して出てきた状態です。

ただ、猫では犬に比べると珍しい気がします。

今回の猫は麻酔をかけると瞬膜の軟骨が
変形していました。

 

 

チェリーアイ

 

 

 

 

 

この場合は通常の整復法だと再脱出を繰り返すので、
変形した軟骨部分を摘出しました。

 

チェリーアイ

 

 

 

 

 

チェリーアイも点眼麻酔で簡単に整復できるものから、
埋没縫合の手術を必要とするもの、
今回のように軟骨の変形を伴うものと色々あります。

以前数年間放置されてしまい、
摘出した症例も経験があります。


ダニに注意!

[ テーマ: 病気 ]

2013年9月3日07:56:39

香川にとっては恵みの雨が続いています。

蒸し暑さを感じることもありますが、
気温がぐっと下がり過ごしやすくなりました。

 

バベシア

 

 

 

 




昨日の四国新聞に『バベシア症』の記事が
載っていました。

そして昨日バベシア症の患者さんも来院されました。

バベシア症はマダニによって媒介される感染症で、
感染すると赤血球が破壊され、溶血性貧血が起こり
死に至る恐ろしい病気です。

数年前の調査結果では、
香川県が最も多く発生しているとの報告もあります。

『バベシア症』は秋が最も危険な季節です。

涼しくなって、動物を連れてのお出かけの機会も
増えると思いますが、
ダニ予防を本気で考えて上げて下さい。

 

そして今朝はマダニが媒介するウイルスの病気『SFTS』で、
徳島県の80代の女性が亡くなったそうです。

亡くなったのは国内17人目だそうです。

県内の野生動物からもウイルスが検出されるなどの報告も出ています。

人も犬もマダニには本当に気を付けてください!