ホームページ

はすい動物病院

最近の記事

お花見 (04/08)

募金箱 (04/03)

引っ越し (03/29)

供血犬 (03/19)

河津桜 (03/08)

記事テーマ

しつけ (2)

マロン&めめ&リル (55)

日記 (1045)

(19)

病気 (122)

病院 (682)

趣味 (82)

お知らせ (136)

お役立ち情報 (7)

設備紹介 (4)

バックナンバー

2024年 04月

2024年 03月

2024年 02月

2024年 01月

2023年 12月

2023年 11月

2023年 10月

2023年 08月

2023年 07月

2023年 06月

2023年 05月

2023年 04月

2023年 03月

2023年 02月

2023年 01月

2022年 12月

2022年 11月

2022年 10月

2022年 09月

2022年 08月

2022年 07月

2022年 06月

2022年 05月

2022年 04月

2022年 03月

2022年 02月

2022年 01月

2021年 12月

2021年 11月

2021年 10月

2021年 09月

2021年 08月

2021年 07月

2021年 06月

2021年 05月

2021年 04月

2021年 03月

2021年 02月

2021年 01月

2020年 12月

2020年 11月

2020年 10月

2020年 09月

2020年 08月

2020年 07月

2020年 06月

2020年 05月

2020年 04月

2020年 03月

2020年 02月

2020年 01月

2019年 12月

2019年 11月

2019年 10月

2019年 09月

2019年 08月

2019年 07月

2019年 06月

2019年 05月

2019年 04月

2019年 03月

2019年 02月

2019年 01月

2018年 12月

2018年 11月

2018年 10月

2018年 09月

2018年 08月

2018年 07月

2018年 06月

2018年 05月

2018年 04月

2018年 03月

2018年 02月

2018年 01月

2017年 12月

2017年 11月

2017年 10月

2017年 09月

2017年 08月

2017年 07月

2017年 06月

2017年 05月

2017年 04月

2017年 03月

2017年 02月

2017年 01月

2016年 12月

2016年 11月

2016年 10月

2016年 09月

2016年 08月

2016年 07月

2016年 06月

2016年 05月

2016年 04月

2016年 03月

2016年 02月

2016年 01月

2015年 12月

2015年 11月

2015年 10月

2015年 09月

2015年 08月

2015年 07月

2015年 06月

2015年 05月

2015年 04月

2015年 03月

2015年 02月

2015年 01月

2014年 12月

2014年 11月

2014年 10月

2014年 09月

2014年 08月

2014年 07月

2014年 06月

2014年 05月

2014年 04月

2014年 03月

2014年 02月

2014年 01月

2013年 12月

2013年 11月

2013年 10月

2013年 09月

2013年 08月

2013年 07月

2013年 06月

2013年 05月

2013年 04月

2013年 03月

2013年 02月

2013年 01月

2012年 12月

2012年 11月

2012年 10月

2012年 09月

2012年 08月

2012年 07月

2012年 06月

2012年 05月

2012年 04月

2012年 03月

2012年 02月

2012年 01月

2011年 12月

2011年 11月

2011年 10月

2011年 09月

2011年 08月

2011年 07月

2011年 06月

2011年 05月

2011年 04月

2011年 03月

2011年 02月

2011年 01月

2010年 12月

2010年 11月

2010年 10月

2010年 09月

2010年 08月

2010年 07月

2010年 06月

2010年 05月

2010年 04月

2010年 03月

2010年 02月

2010年 01月

2009年 12月

2009年 11月

2009年 10月

2009年 09月

2009年 08月

2009年 07月

2009年 06月

2009年 05月

2009年 04月

2009年 03月

2009年 02月

2009年 01月

2008年 12月

2008年 11月

2008年 10月

2008年 09月

2008年 08月

2008年 07月

猫の停留睾丸

[ テーマ: 病気 ]

2018年12月7日15:21:30

2つあるはずの精巣が
1つだけもしくは1つも確認できない場合、
『停留睾丸』とか『陰睾』などと言います。

犬は決して珍しくありませんが、
猫は犬よりもかなり少なく、
当院では年に数回だけ遭遇します。

犬の場合は、将来的に精巣腫瘍になる可能性が
正常の精巣に比べて10倍以上高くなると言われています。

 

また、若猫の精巣は犬よりも目立たないので、
手術当日に気付いたり、
暴れて触診がゆっくりできない猫の場合は、
最悪麻酔をかけてから気が付くこともあり、
ちょっと厄介です。

 

今日手術した猫ちゃんも、
以前去勢手術で来院してくれましたが、
停留睾丸だったので他の手術の都合もあって
延期してもらいました。

まずは麻酔をかけ鼠径部を中心に触診をしますが、
分厚い脂肪に覆われ、全く分かりません。

開腹をして精管をたどって捜しますが、
腹腔内には無かったので、
鼠径部の脂肪組織の中を丁寧に捜して、
無事発見・摘出できました

 

 


精巣

 




 

精巣

 

 

 

 

 

 

 

 


東洋眼虫

[ テーマ: 病気 ]

2018年10月12日19:11:00

昨日の休診日に無事待合室のエアコンが復活しました

今朝は今年一番の冷え込みで、
日中もエアコンなしで快適でしたが・・・・

 

いよいよ秋らしい季節になってきましたが、
これからの季節はマダニの被害が
一年で一番多い季節になります。

マダニから感染する『バベシア症』の治療の為に、
通院している大型犬もいます。

マダニ予防はしっかりとしてあげてくださいね。

 

寄生虫つながりのお話ですが、
今日の午後、『目やにが多い』とのことで
来院した柴犬の目に白い虫を発見

 

 

東洋眼虫

 

 

 

 

 


分かりにくいのですが、
ピンセットの先にくっついているのが、
目の表面から摘出した1㎝くらいの白い虫です。

『 東洋眼虫 』というハエからうつされる寄生虫です。

当院でも年に1・2頭経験するくらいの珍しい病気ですが、
眼中は目の奥に入ってしまったりして、
1回の処置ですべての虫を
摘出できるかどうかは分かりませんが、
今回は数十匹(50匹以上?)の眼虫を摘出して、
処置をした奥さんは『新記録や・・』と言ってました

なかなか予防をすることは難しい病気ですが、
目薬を使っても治らない結膜炎などの症状の
原因になっている場合もありますので、
そういう場合は、目の表面に何かいないか
チェックしてあげてみてください。

 


夏の尿閉

[ テーマ: 病気 ]

2018年8月5日13:37:04

相変わらず暑い日が続きますね。

先日の休診日には、
久しぶりに仁淀ブルーを見たくなったので、
仁淀川の安居渓谷に行ってきました。

 

 

仁淀川

 

 

 

 

 

 



雲が多かったのが残念でしたが、
相変わらずの透明度に満足でした!
(水温は低いので注意です!)

 

本題に戻りますが・・・

一般的に冬に多い病気とされる『雄猫の尿路閉塞』が
ここの所毎週のように起こってます。

対処方法は病院によって異なると思いますが、
当院では苦痛を与えないために
必ず全身麻酔をかけて導尿処置を行います。

今日の患者さんは、
なかなかカテーテルが通らず苦戦したため、
他の患者さんの待ち時間が長くなってしまって
申し訳ありませんでした。

オシッコが詰まってしまう前兆として、
トイレに行く回数が増えたり(頻尿)、
トイレ以外の場所でオシッコをするなどがあります。

猫のトイレは固まる猫砂タイプのものにして、
毎日の尿量を確認してあげることをお勧めします。

 


巨大な・・・

[ テーマ: 病気 ]

2018年5月18日14:49:12

5月19日(土):午前休診 とさせて頂きます。

___________________

一昨日の手術で摘出しました。

 

 

 

膀胱結石

 

 

 

 

巨大すぎる『膀胱結石』です。

この結石の持ち主は体重7kgの小型犬なので、
さらに驚きでした・・・・。


結石を取りだすために膀胱を
必要最小限の切開をするのですが、
今回は結石があまりにも大きかったために、
切開創を大きくする必要がありました。

また長期にわたる炎症の結果、
膀胱もかなり肥厚していたため、
出血量もかなり多くなってしまいました。

手術後の体調・感染が心配でしたが、
本人はいたって元気でいてくれて、
本日無事退院してくれました。

 

 


狂犬病はがき

[ テーマ: 病気 ]

2018年3月23日15:11:00

わんちゃんを飼っている飼い主様のお宅には、
そろそろ保健所からの狂犬病はがき
届いていると思います。

我が家にも先日届きました。

 

 

はがき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今月に入って、
『狂犬病の注射+フィラリア検査+ノミマダニ予防』
をセットにしての来院が増えています。

わんちゃんを飼っているにもかかわらず、
このハガキが届かない場合は、
法律で定められている登録の手続き
できていない可能性がありますので、
保健所にお問い合わせください。

当院でも登録の手続きは可能ですので、
ご相談ください!

 


画びょう

[ テーマ: 病気 ]

2018年3月7日18:23:00

『・・・を食べたけど、大丈夫でしょうか?』
という異物摂取の相談はしょっちゅうあります

一昨日の夜にも『画びょうを食べたかも?』
との問い合わせがありました。

画びょう・・・て懐かしい響きだなぁと思いつつ、
『慌てなくても良いので、明日レントゲンを撮りましょう。』
ということになって、
翌日レントゲンを撮ってみると・・・

 

 

画びょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よりによって体重約2kgの小さなチワワ。

『画びょうってこんなに大きかったっけ・・・?』
と思ってしまうほど、
画びょうが大きく見えてしまいます・・・。

内視鏡も考えましたが、犬が小さいことや、
胃内に他の内容物もあるので、
今回は胃切開をすることにしました。

 

 

 

画びょう

 

 

 

 

 

小さな胃を開けてみると、画びょう以外にも
色んなものが出てきました。

胃切開は飼い主様が想像するよりも、
わんちゃんの回復は早いもので、
今回も今日の午後からは少量づつですが、
与えたご飯も元気に食べてくれて一安心。

今や日本は超小型犬時代といったかんじで、
小さいワンちゃんが増えました。

骨格が小さいと、当然胃は小さく、腸も細くなります。

腸が細いと腸閉塞のリスクも高くなりますし、
飼い主様のお薬の誤飲などによる中毒のリスクも
高くなります。

くれぐれもお気を付けください!

 


胃内異物

[ テーマ: 病気 ]

2017年7月31日09:49:00

昨日は2日前から頻回の嘔吐をしている
わんちゃんの診察からスタート。

飼い主様は心当たりがないとのことでしたが、
異物摂取の可能性を一番に考えつつ検査をすると、
胃の中がパンパンな状態・・。

状態も良く無かったため、緊急手術となりました。

開腹するとカチカチの胃が現れました

タオルのようなものを疑っていましたが、
予想外の硬さと胃の大きさに少し動揺・・・

恐る恐る胃を切開・・・
硬く変性したウレタンスポンジのような・・・?

ただ異物が大きすぎて、胃から出てこないし、
強く触れると崩れてしまう、厄介なものでした

 



胃内異物

 

 

 

 

 

体重8kgのわんちゃんの胃に入っていたとは
思えないほどの大きさです。

胃の粘膜もひどくダメージを受けていたため、
順調に回復するかどうか心配でしたが、
今朝には食餌も取れ、取りあえず回復傾向で一安心。

本当にお腹が痛くてしんどかったと思います。

異物摘出の手術は決して珍しくはないのですが、
記憶に残る手術となりました。


鼠径ヘルニア

[ テーマ: 病気 ]

2017年7月5日19:04:00

『鼠径ヘルニア』という言葉は、
子犬を飼い始めた時に股の部分の膨らみとして
気が付くことがほとんどで、
長期間にわたって経過観察をすることが多いと思います。

今回は今年の春の予防の時に
『かかりつけの動物病院で様子を見ていたら、大きくなってきた!』
と相談を受けた10歳のM.ダックス♀でした。
鶏卵大よりも大きく膨らんでいて、
正直、元気食欲があるのならそのままでもと思いましたが、
検査をすると腸がかなり出てしまっていました。

手術のリスクなどを説明して、
この度手術をさせていただきました。

 


鼠径ヘルニア

 

 

 

 

 

 

 

膨らみの中には小腸の大部分と子宮などが出ていて、
幸いダメージを与えずに分離でき、
無事にお腹側から引き戻すことができました。

ただヘルニア輪と呼ぶ『穴』を
しっかり塞ぐことが大切なのですが、
周りの組織が脆弱なためなかなか大変で、
今後の再発が最も心配ですが、

とりあえず、卵巣と子宮も摘出し、
無事に手術を終え、お返しすることができました。

 

今日はこの手術をしている最中に、
のら猫ちゃん♀の手術が3件も飛び込みで入ってしまい、
手術で疲れた一日でした・・・。

 


実習生

[ テーマ: 病気 ]

2017年6月14日19:26:39

今週から専門学校の学生さん2名が
病院実習に来てくれています。

 


実習生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもより賑やかで嬉しいです。

診察の補助、見学の際は、
ご迷惑おかけすることもあるかもしれませんが、
よろしくお願いします。


口腔内トラブル

[ テーマ: 病気 ]

2017年6月6日08:12:00

お陰様で、開院12年目を迎えることができました。

『動物たちの健康と飼い主様の笑顔』の為に、
頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

 

春の予防シーズンも終わり、
病院も少し落ち着きつつありますが、
ここの所、お口に関する手術や処置が集中してありました。

他院で高齢を理由に歯科処置を受けられなかった
プードルはすでに歯周病から顎の骨が折れて、
骨も吸収されており、顎の先端部分の骨を切除。

高齢のラブラドールは歯茎に腫瘍ができていて、
顎の骨と一緒に切除。

重度歯周病のチワワの全抜歯。

口腔内悪性メラノーマが再発したコッカースパニエルは
すでに転移も確認できていますが、
QOL(生活の質)の改善を目的とした切除

と盛りだくさんの内容・・・

どれも結構大変でした。

腫瘍に関しては予防することは難しいのですが、
気が付いた時には結構大きくなってしまっている場合が多いので、
高齢犬の飼い主様はお口の中のチェックもしてあげてください。

また小型犬は歯周病がひどくなりがちです。
歯周病から下顎骨骨折などは想像もつかないかもしれませんが、
もともとの骨も薄いため、起こり得ることです。

日頃のケアに加え、ひどくなる前に定期的な歯石除去をお勧めします。