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悪性黒色腫

[ テーマ: 病気 ]

2013年8月30日07:41:00

先週に続き今週も口腔内腫瘍の患者さん。

 

メラノーマ

 

 

 

 

 

 

ほっぺの内側に大きな腫瘍があります。

病理組織検査結果は『悪性黒色腫』との診断。

御年18歳のダックスです。
すでに腎機能も悪化していて、点滴通院中。
手術をすべきだどうか、何を目的としての手術か、
飼い主様と十分検討しました。

すでに局所浸潤、転移も十分考えられるため、
今回はQOL(生活の質)の改善を目的とした
手術となりました。

 

メラノーマ

 

 

 

 

 

真っ黒で大きな腫瘍でした。

食べづらさが改善できると良いのですが・・・。

 


口腔内腫瘍

[ テーマ: 病気 ]

2013年8月19日21:12:00

口腔内腫瘍

 

 

 

 

 

下あごの歯茎の先端に腫瘍があります。

事前の病理組織検査が『起源不明の肉腫』。

肉腫=悪性腫瘍です。
顎の先端で切除しやすい場所でもあったので、
顎の骨ごと切除することになりました。

 

口腔内腫瘍

 

 

 

 


電動ノコギリで骨を切除します。

 

口腔内腫瘍

 

 

 

 



無事切除完了です。



口腔内腫瘍

 口腔内腫瘍

 

 

 

 

 

当然のことですが、こういう手術について説明すると、
多くの飼い主様はかなり驚かれ、
術後の外観や食事についてすごく心配されます。

今回のケースだと、外観的にも食事の面でも
それほど影響は出ないと思います。

 

 


低血糖

[ テーマ: 病気 ]

2013年7月26日07:52:15

一昨日朝一番の患者さんは3カ月齢のチワワ。

夜中から頻回の嘔吐を主訴に来院。

こういう状況だと一番心配なのがまずパルボウイルス、
そして低血糖。

幸い、パルボは大丈夫そうでしたが、血糖値は27。

本人はまだ尻尾を振ってはいますが、危険な状態。

この子はお家に来てまだ3日目。

ペットショップさんからは低血糖予防のための
ジェルのようなもの与えるよう指示があったそうです。

こういうケースでは飼い主様が思っている以上に
身体の状態は深刻で、この後の状況によっては
急変するリスクもあるため、飼い主様への説明に
気を使います。

昨日が休診日ということもあり、今日までお預かりしましたが、
一昨日の夜にはすごく元気になってくれて、
昨日からは点滴なしでも大丈夫なので無事帰れそうです。

 


季節外れの

[ テーマ: 病気 ]

2013年7月12日20:56:00

本日最後の患者さんは朝からぐったりしている猫でした。

まだ1歳にもなっていない若い雄猫ですが、
お腹を触ると膀胱がおしっこでパンパンの状態で、
『尿路閉塞』の状態です。

『尿路閉塞』は季節的には冬に多いのですが、
ちょっと季節外れなかんじでした。

 

ストルバイト

 

 

 

 

 

尿道の先に一見粗塩のような結晶が
大量に詰まっていました。

飼い主様のお母さんは暑さのせいかなぁと
エアコンの効いた涼しい部屋で明日まで様子を
みようと思ったそうですが、
小学生の息子さんが心配だからと受診してくれたそうです。

今回は血液状態もかなり悪かったため、
最悪のケース一晩で急変することもあったので、
本当に良かったです。

 


ホウ酸だんご

[ テーマ: 病気 ]

2013年7月4日08:56:00

6月末から梅雨らしいお天気が続いています。

心配していた水不足問題もとりあえず落ち着いたんでしょうか?

気温・湿度も高くなるにつれ、
『ゴキブリ退治のホウ酸だんごを犬が食べてしまった!』
というお問い合わせが多くあります。

僕の経験上ですが、
ホウ酸だんごを食べて重篤な症状を起こしたケースは
今のところ幸いなことにありませんが、
嘔吐・下痢などの消化器症状がしばらくしてから起こることがあります。
重症の場合は神経症状が出るようです。

致死量が体重1kgあたりホウ酸として1.5-3.0gくらいとなっていますので、
チワワやプードルなどの小型犬の場合はやはり危険です。

不思議なことに猫で食べたという相談を受けたことがありません。
だんごの材料の味があまり猫向きではないのでしょうか?

どちらにしても昔ほどではないにしろ、まだまだ家庭内に
中毒を引き起こす危険なものはたくさんあると思います。

十分気を付けて上げて下さい!

 


胆嚢粘液嚢腫

[ テーマ: 病気 ]

2013年6月13日07:18:57

春の健康診断で胆嚢の異常が見つかった
チワワの患者さん。

数年前から「胆泥症」は確認していたので、
予防目的で利胆剤を続けていましたが、
今回の超音波検査では「胆嚢粘液嚢腫」が
見つかりました。

とは言え、見た目には元気食欲もあります。

通常、「胆嚢粘液嚢腫」の患者さんの多くは、
嘔吐を主訴に来院され、ひどい黄疸も伴います。


飼い主様に、病状が悪化し症状が出た場合は、
死亡リスクが高くなることなどを伝え、検討していただき、
手術を決断していただきました。

 

胆嚢

 

摘出した胆嚢です。

 

 

胆嚢粘液嚢腫

 

中身はドロドロです。

 

 

今回は無症状での手術のため、
逆に手術で状態が悪化させてしまわないか
不安の中での手術となりました。

 


熱中症にご注意ください!

[ テーマ: 病気 ]

2013年5月24日07:39:25

ここ数日暑い日が続いています。

朝の陽ざしも日に日に強くなっていて、
午前6時頃でもちょっと暑さを感じるようになってきました。

今日も暑くなりそうです。

昨日はG.W.以来となる久しぶりの完全休日でした。

お昼頃銀行や郵便局に用があって車の運転をしていると、
年配の方が犬をお散歩している姿を多く見かけました。

驚いたことに当院の患者さんの老犬ブルドックが
僕の車の前を通過していきました。

本当に快適な気候ですが、日中のお散歩はさすがに
しんどくなってきていると思います。

これから湿度が高くなるとリスクも高くなります。

閉め切った部屋、炎天下でのお散歩、車内放置など
くれぐれも熱中症にご注意ください!

 

 


トキソプラズマ

[ テーマ: 病気 ]

2013年4月20日19:15:00

最近風疹が流行しているようで、
妊娠初期の妊婦さんが感染すると
胎児がウイルスに感染してしまう
先天性風疹症候群が問題となっています。

僕も接種していない世代なので調べてみると、
近くの小児科さんで接種可能とのことで、
近々年長の息子と一緒に注射を受けるかどうか検討中です。

昨日の四国新聞にも記事が載っていましたが、
良く似た問題がトキソプラズマという原虫でも起こります。

トキソプラズマはネコが終宿主でオーシストという卵のようなものを
排泄するため、妊娠された飼い主様から良く質問を受けます。

まず妊婦さんは産婦人科でトキソプラズマの抗体検査を受けます。

陽性の場合は、さらに詳しい検査で感染時期を推定します。
妊娠以前の場合は治療の必要はありませんが、
妊娠直前から妊娠中に感染した可能性がある場合は
治療を受けるようです。

陰性の場合(奥さんも第1子を妊娠した時の検査で陰性でした)は、
感染しないように気を付けなければいけません。

ここで猫を飼育していることが問題となります。

1か月以上飼育している猫が室内猫で
外に行かない子であればまず問題ありません。

というのは猫がオーシストを排泄するのは初感染のみで、
感染後3日から3週間程度とされています。

さらに排泄されたオーシストが感染源となるのに3日ほどかかるので、
毎日トイレを掃除していればまず問題ありません。

主な感染経路は生肉、生レバー、生ハムなどの食材や
ガーデニング、砂場などです。

とにかく猫の飼い主様が妊娠後の検査で抗体陰性であった場合、
・飼育している猫を外に出さない
・猫を保護したり、新たな猫の飼育はしばらく我慢する
・食品はちゃんと加熱する
・土や砂を触るときは手袋着用
など気を付ければ大丈夫です。

間違っても猫を手放すなどは考えないようにしてあげてください。

 


前立腺膿瘍

[ テーマ: 病気 ]

2013年3月13日15:23:00

吐き気と食欲の低下を主訴に来院した高齢のコーギー。

前立腺膿瘍

 

 

 

 

 

下腹部のⅩ線写真で、白く造影しているところが、
膀胱と尿道で、その後方に位置する前立腺が、
かなり大きくなっています。

超音波検査で針生検をすると中身が膿でしたので、
「前立腺膿瘍」と言う病気でした。

「前立腺膿瘍」は一般的に抗生物質などの内科療法には
反応しにくいので、開腹手術とさせて頂きました。

前立腺

 

 

 

 

 

前立腺を2か所切開し、約200㏄の膿を吸引・洗浄後
再貯留しないように、縫縮手術を実施しました。

術後は食欲も改善し、排尿も順調で、怒る元気も出てきましたが、
まだまだ今後の経過には注意が必要です。

前立腺の病気には、前立腺肥大、前立腺嚢胞、前立腺膿瘍、
そして前立腺癌があります。

前立腺癌以外は去勢手術をすることでおおむね予防が可能です。

前立腺疾患の他会陰ヘルニアなど高齢の未去勢犬に見られる疾患は、
治療が厄介なものが多いです。

予防のためにも去勢手術をお勧めします。

 

 

 


重症熱性血小板減少症候群

[ テーマ: 病気 ]

2013年2月1日08:00:05

昨日の四国新聞の一面に大きく掲載されていた記事に
驚かれた方も多いのではないでしょうか?

マダニ媒介性のウイルス疾患である『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』
が国内で初めて確認されたようです。

致死率が10%以上非常に怖い病気です。

数年前から中国・アメリカで報告があったようです。

犬の場合は『バベシア症』の発生が香川県は日本で一番多いという報告もあり、
残念ながら香川県民にとってマダニは身近な存在です。

マダニ媒介性の人の病気には『日本紅斑熱』や『ツツガムシ症』などは
以前から報告があり、死亡例もまれに報告があります。

知人のお父さんが『ツツガムシ症』になった際も、
なかなか診断がつかず苦労されたようです。

恐らくこのような疾患は日頃経験する機会が少ないため、
お医者さんも診断が難しいのだと思います。

例年よりも寒かった1月でも『犬にダニが付いてた!』と
お薬を取りに来られるケースもありました。

犬だけでなく飼い主様もお散歩などで山や河原に行く際はご注意ください!

ただし、マダニが媒介する病気ですので、普通の生活では
そうそう感染するものではないと思います。
心配し過ぎないようにしてください。